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2007.09.15
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カテゴリ:フランス映画


  先日のダリ展つながりで、とても観たくなったこちら。
サルバドール・ダリが、ルイス・ブニュエルと共同脚本・出演した、短編映画です。
わずか15分。

あっという間の、イメージ映像の連続で、内容はないよう。
ただ、毒気がかなりいい味を出している。


Andalou4.png Andalou1.png




ロバの死体、手に群がる蟻、女装した男、切り落とされた手首・・・
かの有名な、女性の眼球をカミソリで切り裂くシーンは怖気がします。

けれど、それだけじゃない。
満月にかかった一筋の雲の映像と、カミソリの映像は、構成がおなじで繋がっています。
女装した男が、女性の胸をもんでいるわずかなシーンは、驚くほどエロティックだし、なぜかピアノを引きずっている神学生たちは、意味不明で奇妙で可笑しい。
チャップリンの短編のような軽やかな音楽が印象に残ります。


シュールレアリズムの映像詩―――そんな解説もあったけど、裏表紙にはこうあります。

これは殺人への絶望的かつ情熱的な呼びかけでしかなく、美でも詩でもない(ブリュエル)


どちらにしても、アバンギャルドなルイス・ブニュエルの処女作で、傑作で、今観ても十分楽しめ驚かされる作品でした。



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監督・製作  ルイス・ブニュエル
脚本  ルイス・ブニュエル 、サルバドール・ダリ
撮影  アルベール・デュベルジャン
出演  ピエール・バチェノ 、シモーヌ・マルイユ 、ハイメ・ミラビエス
サルバドール・ダリ 、ルイス・ブニュエル

(モノクロ/15分)









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Last updated  2007.09.15 15:35:01
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