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行きかふ人も又

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2008.09.01
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 瀬戸内晴美さん=寂聴さんは、業の深い方の代名詞のような人。
その人生があまりに過激で話題に富んでいるため、ドラマになったりしている。(観たことはないけれど)
書き下ろしの自伝的小説で、出家するに至るまでの、主人公の生を赤裸々に綴る。
始めは、出家して俗世を捨てた人が、わざわざこれを(不倫相手と交わされた生活の細部や会話)書かないでいいのでは?書いてちゃいけないのでは?なんて不快にさえなるのだけど、そのうち半分くらいまで進むと、そんな風にしか生きられないことこそ、主人公の業であるように感じられてくる。
ことに必死に向き合っているのだから、ある意味真っ当な生き方で、出家することでしか取り留められなかった恋とは・・・想像を越える情念であったはずだ。

情熱は続かない

そうはっきりと仰る寂聴さん。それに私は耐えることができない、と。

いま穏やかに満面の笑顔を見られるのは、51歳のかの時、出家したおかげかもしれない。そうしなければ、いま生きておられたかどうかさえわからない。
30年に及ぶ尼僧としての日々は、寂聴さんを救い充実させたんだろうし、苦しい修行荒行の数々もすべて‘良かった’と思えるものなんだと思う。

景色が幾倍も美しく見えるようになった―――そんな言葉が胸に残った。

なんとも凄みのある方でも、人並みならぬ優しさが、男たちを引き付けたのだというから驚きだ。困っていれば助けずにいれない、受け入れずにいれない優しさなど、私にはないけど、そんなふうに保たれている男女関係は、案外多いのじゃないだろうか。







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Last updated  2008.09.01 16:16:55
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