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テーマ:福祉医療関係(1061)
カテゴリ:その他疾患・医薬品
アンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)は 血圧降下剤です。
そのARBのテルミサルタン(商品名:ミカルディス)に インスリン抵抗性の改善作用があるって知っていました? 僕は知らなかったです!! 今、日経DI 4月号のDIクイズを見て知りました(^^;) この本によると テルミサルタンは、インスリン抵抗性改善薬の塩酸ピオグリタゾン(商品名:アクトス)と 同様に「チアゾリジン環」を構造式の中に持っている。 チアゾリジン環を持つ物質は、核内受容体であるペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γ (PPAR-γ)に特異的に結合してこれを活性化し、遺伝子発現を調節することで インスリン抵抗性を改善する と考えられているそうです。 インスリン抵抗性の改善について、テルミサルタンとロサルタンカリウム(商品名:ニューロタン)と 比較した研究では、テルミサルタン群で血糖値の低下とインスリン濃度の低下に有意差が認められたそうです。 ただ、他のARBにはそういった効果はないかというと そうでもないようで テルミサルタンとは違った作用で、糖尿病に対して働くようです。 作用機序は明らかになっていないけど、レニン・アンジオテンシンが関与している かもしれないそうです。 ・ロサルタンカリウムが糖尿病の新規発症を抑制することが報告されている ・他のARBにも市販後調査で低血糖の報告があった (2005年4月に ARBの重大な副作用に『低血糖』が追加された) スピロノラクトンの 心筋の線維化予防みたいに 本来の作用プラス別の作用があると ちょっと得した感じですね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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