1854696 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006年10月06日
XML
和


これから展開する話は、天皇は中央アジアからやって来たとする私のファンタジーである。



 今回の話は、日ユ同祖論ではけっこう有名な説についてである。

 小谷部全一郎 お や べ ぜんいちろうは『日本及び日本国民の紀元』において、日本の皇室は「ミカド」と申し上げるから、失われたるイスラエル十族中のガド族の末孫だと主張する。彼はミカドを「ミン・ガド」が縮まった形と考えているのである。ミンはヘブライ語の前置詞で、「~から」を意味する。したがって、ミカドは「ガド出身」という意味になるというのである。私は、少なくとも男系(父系)では天皇はユダヤ人とまでは限定できないと思う。ただ、初期天皇が中央アジアにいたとするならば、原始ユダヤ人もそこにいたはずだから、婚姻という形で原始ユダヤ人の血が混じったということは考えられることである。もちろん女系(母系)も含めて考えるなら、ミカドがガド族出身という可能性も否定できないだろうとは思うが。

 また、ノーマン・マクレオド著『日本固有文明の謎はユダヤで解ける』徳間書店(p.129)では、ミカドはヘブライ語で「高貴なお方」を意味するミガドル(ミガドル,migadol)だろうという。

 語尾にLをつけていいのなら、ミカドはエジプト北部地方の町ミグドル(ミグドル,migdol)が変化したものというのはどうだろう。モーセの出エジプトでもこの付近に宿営している(出エジプト記14:2,9,民数記33:7)。ミグドルは、セム語で「塔、やぐら」の意味であり、要害の一つとされている。ひょっとしたら見張り塔のある城砦都市だったかもしれない。この城主の一族が日本の天皇となり、出身地の名でミカドと呼ばれたという可能性。エジプトなら太陽信仰をしているのだから天照大神信仰とも近くなる。まあ、なんとでも言えてしまうところが、ファンタジーの面白いところだ。(^^ゞ 

 ついでながらミカドに最も近いヘブライ語は「かめ(または把手つきの壺)から」を意味するミ・カド(ミカド,mikad)ではあるまいか。それを水や食料の供給者の意味と見なすことができるなら、帝と意味は合うだろう。理屈と膏薬とヘブライ語はどこにでも付くのである。(笑)


◆ ◇ ◆ ◇ ◆



 今度は日本という国号がヘブライ語だという説を紹介しよう。小谷部はニッポンという言葉もユダヤ人と関連しているのだと考える。

 《第七十幕「日本国名は旧約聖書にあった」(「蘇民将来」と「過ぎ越しの祭り」)(光透波(ことは)の泉【しあわせの波紋】 2006年1月6日)》は、小谷部を引用して、
「失われたイスラエル10支族のひとつに「ガド族」がいる。ガド族という名称のルーツは、ヤコブの息子「ガド」に由来する。その族長ガドの息子に「ツェフォン」という名の男がいる。小谷部氏によれば、ヘブライ語の本来の発音では、「ニッポン」という発音に近くなるという。また、「ツェフォン」を強く発音すれば「ゼッポン」。
日本を呉音で発音した「ジッポン」に近い。もし、これが事実ならば、大変である。日本という国名は、失われた10支族の人間の名前から命名されたことになる。ニッポン=ツェフォンはガド族である。国名になるということは、日本にやってきた失われた10支族のリーダーは、ガド族だったということになる。」


 《千葉邦雄のニュースの落とし穴20040831》によると、
小谷部全一郎氏はガド族の始祖ガドの息子の「ツェフォン」にも注目している。翻訳によっては「ゼホン」とも表記されるが、実際の発音は「エッポン」「ニッポン」であるといい、これが「日本」の国号「ニッポン」になったというのだ。


 『旧約聖書』民数記26:15ではツェフォン(ツェフォン)だが、創世記46:16ではツィフョン(ツィフョン)と表記されている。また、民数記26:16に出てくるガドの息子オズニは創世記46:16のエツボン(エツボン)に相当し、これもまたニッポンの候補になるのではないかと思う。

 ところで、ここで私の一解釈を加えておく。さきほどエジプト北部地方のミグドルに言及したが、このすぐ近くにバアル・ツェフォン(バアル・ツェフォン)という場所がある(出エジプト記14:2,民数記33:7)。バアルはカナン人の神で「主、所有者」の意味である。すなわち、ツェフォンが日本を意味するのならば、バアル・ツェフォンは「日本の主、日本の所有者」を意味するのである。それが、ミカドを暗示しているかもしれないミグドルの近くにある。う~ん、なかなかのミステリーだ。(笑)


 だが、私は「ツェフォン=日本」説(および私の一解釈)をあまり信じてはいない。というのは、日本の国号は、むしろ聖徳太子の頃に成立したのではないかと思っているからである。しかも、日没する処の天子(中国の皇帝)を意識しつつ明確に“日の本”の意味で使ったのではないかと思う。「その国は日のあたりに在るを以て、故に日本を以て名となす。」(『旧唐書』)のごとく、中国側も日本側の意図を認めている。

 私は、日本という国号の成立以前は、おそらくヤマトないしはオオヤマト(大倭)という国名(?)だったのではないかと思う。このあたりの議論は複雑になりそうだから今回は止めておく。





「天皇はどこから来たか?」目次へ






人気ブログランキング人気blogランキング
↑この記事が面白かった方、またはこのブログを応援してくれる方は、是非こちらをクリックしてください。



「p(^o^) 和の空間」の Window Shopping
<日本人なら“”にこだわりたい>




 私の第2ブログ「時事評論@和の空間」もよろしく


無料メルマガ『皇位継承Q&A』

登録はこちらから


↓ネット世論はこんな感じ。
皇位継承あなたの意見は?


 目次 ブログ散策:天皇制の危機 も合わせて御覧ください。


無料メールマガジン「皇位継承Q&A」 憂国メモランダム 皇室の歴史と伝統を守ろう。男系維持する方法あります。 「時事評論@和の空間」皇位継承を考える(1) へ

女性天皇に賛成。女系天皇に反対! 目次 ブログ散策:天皇制の危機



書の色紙(和)







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年11月13日 21時52分43秒
コメント(2) | コメントを書く
[天皇はどこから来たか] カテゴリの最新記事


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

コメント新着

 いしゐのぞむ@ Re:男系起源は男女之法にあり(06/20) 極めて當り前のお話。女系論者の大嘘を打…
 Jeraldanact@ Проститутки метро Звенигородская Брат замминистра инфраструктуры Украины…
 Jeraldanact@ Проститутки Гатчина Брат замминистра инфраструктуры Украины…
 hydraGes@ Гидра каталог официальная ссылка на гидру <a href=https://hydraruzpnew4afonion…
 通りすがり@ Re:悠を中国古典の中に探す(2)(09/14) 子供の名前に悠をつかうかどうか迷ってい…

© Rakuten Group, Inc.