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profile:山本ふみこ
随筆家。1958年北海道生まれ。つれあいと娘3人との5人暮らし。ふだんの生活をさりげなく描いたエッセイで読者の支持を集める。著書に『片づけたがり』 『おいしい くふう たのしい くふう 』、『こぎれい、こざっぱり』、『人づきあい学習帖』、『親がしてやれることなんて、ほんの少し』(ともにオレンジページ)、『家族のさじかげん』(家の光協会)など。

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2007/08/10
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カテゴリ:生活

 掃除に、酢や重曹を使うという話を見聞きするようになって、久しい。これらはみんな、もとは料理に使うもの。ほんとうだとしたら、すごいね、と思いながら、手を出さないでいた。



 こんなお馴染さんたちが、ごく近くではあるけれども、別の分野ではたらくというのだから、使い手の落ち度から、恥をかかせるようなことがあってはいけない。



 酢のびんを想像する。
「きゅうりとわかめの酢のもの」をつくろうというときに、このびんを傾け、トイレ掃除をしようというときにも、同じびんを傾けるというのは、うまくない。まずは掃除用のものを用意しよう。
 掃除用の酢や重曹を、何に入れて、どこにしまうか。
 話は簡単なようで、そうではなかった。
 なかなか、こうだ、いう道筋が見えないまま、時は過ぎていく。



 夏というのは、何かをしてみようというのに、ふさわしい時期みたいだ。夏休みの宿題の記憶が、影響しているのかな。
 わたしは、7月の半ばごろ、重曹と酢を買ってきて、机の上に置いた。
「酢や重曹で何かしようとたくらんでるな」
 と家の者たちにからかわれたが、
「そう。2年越しの研究が実るかどうかの瀬戸際なのよ」
 自分が考えついたものでもあるまいし、と密かに恥じながらも、しかし、かなり大げさに真剣だった。
 机の上の酢のびんと、重曹の袋のとなりに、さがし出してきた容器をならべる。



 ついに、本日。
 掃除仲間として初めて、酢と重曹と手を組み、はたらく。雑誌から切り抜いておいた記事をもとに、おそるおそる……。



・ シャツの衿と袖口の皮脂汚れとり→ 重曹
  「水とき重曹」をぬりつけ、1時間おいて洗たく。
  (つぎには、脇にもぬってみよう)。



・ 床(フローリング)の雑巾がけ→ 酢
  酢水をスプレーし、乾いた雑巾でふく。
  酢は、ニオイとともに雑菌の繁殖もふせぐとのこと。



・ 排水口の掃除→ 酢+重曹
  重曹をふり入れ、酢を注ぐ。
  30分おいて、熱湯を流す。



 ここまでが、きょうのわたしの「夏休み自由研究」。
 どれも、大成功だった。うれしいな。



Photo



酢水スプレーは、安い穀物酢を水で2〜3倍に薄めてつくりました。
水あかや、石けんかすを落とします。
重曹は、油汚れや、手あかに。
スプーンをつけてみましたが、どうやらふりかけ式が使いやすそう。







Photo_2




シャツの衿と袖口の皮脂汚れとりに。
これは、『オレンジページ』で読んで、試してみたいと思っていたもの。
1時間おいて、そのまま洗濯機に入れて洗ってしまえます。







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最終更新日  2007/08/10 10:00:00 AM
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