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profile:山本ふみこ
随筆家。1958年北海道生まれ。つれあいと娘3人との5人暮らし。ふだんの生活をさりげなく描いたエッセイで読者の支持を集める。著書に『片づけたがり』 『おいしい くふう たのしい くふう 』、『こぎれい、こざっぱり』、『人づきあい学習帖』、『親がしてやれることなんて、ほんの少し』(ともにオレンジページ)、『家族のさじかげん』(家の光協会)など。

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2007/08/14
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カテゴリ:生活

 家の仕事にしても、書いたり・読んだりという仕事にしても、根をつめて「過ぎる」と、はっとする。
 いま、「過ぎてる」んじゃないか、と。
 そうして、あわてて遊ぶのだ。
 誰かが家にいるときには、「おーい」と呼んで、つきあってもらう。
 トランプ。花札。
 ひとりきりのときには、パズルの雑誌をひっぱり出して、ボールペンをなめなめ(なめそうな勢いで)クロスワードパズルや、漢字パズルに挑戦する。そんなことが、いったい気分転換になるの? 遊ぶときくらい文字からはなれたらどうなの、と、ときどき言ってくれるひとがある。なるほどね。
 運転を仕事とするひとが、休みの日にドライブをたのしむという話を聞いたりすると、それに近いものがあるかもしれないなあ、と思ったりする。



 いま。
 夏休みのただなかなので、誰かが家にいて、相手になってくれる。



「お母さんって、けっこう遊ぶねえ」
「……」



 ブームは、花札。
 差し(さしむかいの、意)で、数取りをする。札を配り(手7、場6)、なるべく数の大きい札を手もとに集める。
 勝負がついたところで点数をかぞえる。勝ったほうの数から負けたほうの数を引いた数。これをカレンダーのすみっこに書く、勝者の名とともに。どういうのだか、わたしは負けることが多い。
 子どもたちは、ゲーム機時代のひとたちだが、誘って一度おしえると、すぐに飲みこみ、勝負づよい。そのうち、チェスをおぼえ、やってみたい。



 さて。
 遊びもまた、「過ぎる」といけない。
 長くても30分ほどにとどめ、またもとの仕事にもどる。



Photo_3






































































階段の踊り場に、花札が置いてあります。
 「花札やるひと〜」と叫ぶと同時に、
ここにとりに走るんです。



 



3_4





末娘と半年(6回)勝負。
8月7日現在、末娘はわたしに482も勝っています。







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最終更新日  2007/08/14 10:00:00 AM
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