クッション言葉で、会話美人(記事)
「お願いする時には、疑問形で話しましょう」
平林都さんから、そういう風に聴いてから
自分でそれを心掛けるようになったのですが
優しくソフトな感じって
こういう感じなのかと
自分の振る舞いを見ても
サービスしてくれる相手を見ても
すごく気持ちよいものになりました。
こういう魔法の言葉を知ってつかっていると
なぜか、現象が「仰せのままに」ってなりますよね。
ディズニーシーのマジックランプシアターで
アラジンの魔法のランプのジーニーに逢って以来
このお願いが上手になることは
願いを叶える上で大事なことだと思っていたので
このコラムは、すごく具体的で参考になりました。
素敵なコラムだったので転載したいと思います。
こういう言葉が上手に遣えたら
自分の周りがどんどん生きやすくなりますよね。
≪コラム≫
「クッション言葉」って、知っていますか?
これは「してください」や
「できません」という言葉を
もう少し柔らかく
丁寧に伝えるための言葉です。
相手に何かをお願いする時や
断る時などに上手に活用すれば、
言いにくいことも、
グっと伝えやすくなりますから
是非マスターしてくださいね。
■クッション言葉を活用して、
ソフトなニュアンスに
用件の前に一言、
「クッション言葉」を付け加えるだけで、
相手への思いやり、申し訳ないという気持ち、
へりくだる気持ちを伝えることができます。
たとえばオフィスで、
「これ、ファックス
しておいてくれる?」と言われるより
「忙しいところ悪いんだけど、
これファックスお願いできる?」
と言われたほうが、
同じ内容を伝えているにもかかわらず、
受ける印象が全然違うと思いませんか?
これが「クッション言葉」です。
■お願いするときは、命令形を丁寧に
何か頼みごとをされる時に、
命令されていると感じると、
誰でも不快な気持ちになりますね。
相手に快く引き受けてもらうためには、
命令形の言葉を、丁寧な形にする必要があります。
コツは「~していただけませんか?」のように
「お願い」して「質問」することです。
こうすれば「命令」されたとは感じませんね。
【例】
・お書き下さい。
→お手数ですが、ご記入をお願いいたします。
→お手数ですが、ご記入ください。
・少々お待ちください。
→恐れ入りますが、少々お待ちくださいませ。
→恐れ入りますが、少々お待ちいただけますか?
・ご連絡先を教えてください。
→差し支えなければ、
ご連絡先を教えていただけますでしょうか。
<前につけるだけで大変身!
お願いをする時のマジックワード>
恐れ入りますが
お手数ですが
恐縮でございますが
申し訳ございませんが
できましたら
<お願いの最後の表現を変えるとぐっと丁寧に>
・してください
→していただけますか
→していただけませんでしょうか
・お願いします
→お願いできませんでしょうか
■断るときは「感謝の気持ち」で
日本人は特に、「断る」ということが
苦手な傾向にあるようです。
相手の気持ちを傷つけたくない
という心理が働くのかもしれませんが、
依頼されたことを全部
引き受けるわけにもいかないでしょう。
断るときは、「せっかくですが」、
「ありがたいお話ですが」のように
感謝の気持ちを伝えると角が立ちません。
【例】
・できません
→申し訳ございませんが、
いたしかねます。
・やめておきます。
→せっかくですが、
辞退させていただきます。
・やりません。
→ありがたいお話ですが
今回はお受けしかねます。
<前につけるだけで大変身!
断る時のマジックワード>
申し訳ございませんが
恐縮でございますが
お役に立てず、恐縮でございます
ご期待に添えず、大変心苦しいのですが
ありがとうございます。心苦しいのですが
あいにくですが
■表現を変えるだけで、柔らかい印象に
クッション言葉ではありませんが、
言い方を変えるだけで、
相手に与える印象が
ずいぶん変わる表現があるので
ご紹介しておきましょう。
・どうなっていますか?
→いかがでしょうか?
・どうしましたか?
→いかがなさいましたか?
・わかりません。
→申し訳ございませんが、分かりかねます。
・どうしますか?
→いかがいたしましょうか?
・何ですか?
→どのようなご用件でしょうか?
・来てください
→ご足労願えますでしょうか?
ご覧の通り、少し言葉を加えたり、
言い方を変えたりするだけで、
グっと丁寧な印象に変わりますね。
クッション言葉や丁寧な言い方は、
「相手への思いやり」。
クッション言葉で、上手に
コミュニケーションをはかりたいものですね。
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