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おたる家ママの楽しんでくれたらいいな日記

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2012年02月08日
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カテゴリ:小樽

 昨日のブログに書いた「出掛けには髪を洗った」というので、思い出したことがある。

 小樽に住んでいた高校生時代の友だちの女の子のことだ。

 彼女Mちゃんは小学生のとき同じクラスで、三年生になるときにどこかへ転校してしまった

のだった。

 彼女の家に遊びに行くと、いつも爪の手入れをしていた髪の長い女の人がいて、その人がお

母さんだと思っていたのだが、参観日でもないのに時どき教室にやってきて、授業を見ていた

おばさんが本当のお母さんだった。

 その本当のお母さんに引き取られ転校したのだが、高校が一緒になり再会することとなっ

た。

 彼女は美人というわけでもなく、どちらかというと目は三角で、かわいらしいという顔でも

なかったが、なぜか色気があった。

 よく男の子にもてたのである。

 彼女は茶目っ気もあり、ごっつい顔の女の子に「ララオ君」とあだ名をつけたりしており、

わたくしは「ラ、ララオ君ってひどくねーか…」と心の中で思っていたものである。

 もてないわたしと、もてもての彼女は時どき遊んだ。

 ある日彼女の家に遊びに行くと、彼女は夕方から彼に逢うから髪を洗ったと言う。

 昔は家に風呂がない人も多く、風呂にはシャワーがなかったほうが多い。

 髪を洗うには風呂を沸かすしかなかった。

 彼女がお母さんと弟と住んでいたアパートには風呂がなかったように思う。

 彼女は湯沸かし器もついていない台所の水道で、水で髪を洗ったのだった。

 季節は確か冬だった。

 もしかしたら春に近い冬だったかもしれないが、寒い季節だったことは間違いがない。

 それでも彼女は、彼に逢うため髪を洗った。

 昔は今のように髪を洗うことは、手軽にできることではなかったのだ。

 わたしは「えーーーーっ、水で!!!」とびっくりし、「風邪ひく」と思うような人間であ

った。

 恋は風邪のリスクよりも、彼に逢うためなら水で髪を洗わせるのだ。

 そんなことをふと思い出し、この部屋の寒さにちゃんちゃんこを着るわたくしである。



 その彼女には後日談があり、彼女と彼はエッチをする関係であったのであるが、彼に「時間

がない」と言われたことをたいそう憤慨していた。頭から湯気がでていた。

 すなわち「時間がないから早くエッチしよう」ってことだったらしい。

 水で髪を洗ってまで逢いに行ったのに、「時間がない」とは何ごとだというこだ。

 まるでエッチをするために逢っているように感じたらしい。

 でも、男と女は着地点が違う。

 男の着地点はすることで、女は逢うことが着地点だからだ。

 女のエッチは「ついで」である。

 旅行に行ったとしても、二人で知らない土地に行くことが楽しいのであって、「ついで」は

あってもいいが、なくてもまあいいかという感じではないだろうか。

 若い女の子は彼の言うことにいちいち傷ついたり、泣いたり、笑ったり、怒ったりし、複雑

に考えすぎてしまうものである。

 その彼も彼女を好きな気持ちに嘘はなかったはずである。

 着地点が違うと思えば、彼の愛を疑って泣くこともないかもしれない。

 こんなふうに考えれるようになるまでには、51年かかるけどね。






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最終更新日  2012年02月10日 02時42分46秒
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