風呂上りに寒い夜。
風呂上りに少し濡れた毛先のまま、ダウンなどを着こんで寒い外に行くのがわりと好きである。小樽の実家の近くの銭湯に通っていたことを思い出すからだ。大きなお風呂で温まった体をジャンパーでしっかりつつみ、帽子をかぶり、手袋をはく(北海道人は手袋をはくって言う)。帽子からはみ出した、少し濡れた毛先がみるみるうちに凍るのだ。吸う息で、鼻毛もバリバリとなる。そうして雪の中を歩いて帰り、暖かい家の中に入ると、私の頬は林檎のように真っ赤になった。昔ながらの銭湯の記憶が、下の世代に行くにつれ皆無となり、今に「銭湯」らしい銭湯を覚えている人もいなくなるのだと思うと、少し寂しい。この街に引っ越してきた頃は、近所に銭湯があったが、スーパー銭湯におされ、みんななくなってしまった。銭湯の大きなお風呂の、きりりと熱い湯が気持ちよかったのに。ぬるい湯で半身浴なんていやだ。きーっとなるくらいの熱い湯が、きっと蝦夷っ子はみんな好き(だと、思う…)。子どものころ、肩まで浸かって100数えさせられた。あの時の100は果てしなく長い時間に感じられたものである。心臓より上まで湯に浸かると心臓に負担がかかるとわかった今でも、肩までしっかり入る。子どものころからの習慣はなかなか変えれないものなのだ。本日は昼過ぎまで惰眠をむさぼり、起きたら13時半であった。1度8時に起き、娘にフルーツを食べさせた。今、娘にダイエットをさせている。7キロ減目標だ。顔の真ん中に埋もれた鼻を、どうにか引っ張り出してあげたいのである。娘は性格はとても良いと思う。心根がやさしい。が、とても気が強いので、せめて外見だけでも可愛らしい女の子風に生まれ変わり、モテ女子になってほしいと切に願う。ブログランキングに登録しています。ぽちっとしていただけたらうれしいです。