カテゴリ:里山・歳時記
![]() 文部省唱歌 われは海の子 白浪の さわぐ磯辺の 松原に 煙たなびく 苫家こそ 我がなつかしき 住家なれ (あと略) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 淡路島のホテルの窓から眺めると、目の前に松原が広がり、その横に砂浜と海が開けていた。 海の見える風景は、よくある。 けれども、松原のある風景は、何年ぶりだろう。 それほど、瀬戸内海は、人の手が加わってしまった。 いえ、松原だって人の手が加わったものに間違いはない。 ●かつて中国地方では、タタラ製鉄の原料となる砂鉄をとるため、風化した花崗岩類を大量に流し、その副産物として美しい白砂が形成された。 ●瀬戸内地方では、入浜塩田のため、大規模な沿岸開発が進められた。 製塩の燃料には薪が大量に消費された。 海岸の松はこの需要のため植えられたものだという。 瀬戸内海の「白砂青松」は、もともとは、鉄と塩とを生産する人間の活動によって作り出された風景だった。 けれども、それは人と自然が調和する、里山的なものでコンクリートばかりの味気ないものではない。 かつては瀬戸内海のどこででも見られた「白砂青松」の風景。 それは、海辺の里山の風景ともいえる・・・。 ***木更津キャッツアイ*** レンタルビデオ ◎日本ちょっと昔話◎ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★9月6日*ベジタリアン誕生*UP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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