テーマ:映画館で観た映画(8361)
カテゴリ:映画
ストーリー天才漫画家の麻子は愛猫を亡くして以来、スランプ状態に陥る。 そんな日々が続くなか、彼女はペットショップで一匹の子猫にひかれる。 やがて、グーグーと名づけたその子猫を飼い始めたことで、すべてが好転していく。 人気少女漫画家、*大島弓子*の自伝的エッセイ漫画を、「眉山」の犬童一心監督が映画化。 人間と猫が織りなすキュートで不思議な日常を、小泉今日子ら人気俳優の共演でつづる。 大島弓子の作品は一度も読んだことがないが、1947年生まれの団塊の世代。 「グーグーだって猫である」は、手塚治虫文化賞短編賞受賞作品なのだそうだ。 これは、猫に癒されるという物語。 しかし、映画を見て、ツッコみたいところがいっぱいあった。 まず。 ●ガイジンの登場。 彼は、吉祥寺の案内役として出ていると思いきや、最後に思わぬ展開が・・・。 ネタバレになるので、詳しく書けないが、あの最後の公園のシーンっているのだろうか? あれこそが「大島弓子の世界」と言われれば、読んだことのない私は、仕方がないのだが・・・。 ●あと、主役が主役らしくして欲しかった。 あれだと、小泉今日子と上野樹里のダブルヒロインって感じでどっちつかず。 ●物語の展開に不満。 この映画は、なにをいいたいのだろう。 グーグーという猫のいる漫画家の日常だけでは、ドラマにならないのではないか。 恋バナも最初から期待できない感じだったし・・・。 ●猫の目を通してみるというスタイルだったらよかったのにと思う。 で、私はなにを期待していたのかと思う。 それは、やはり、漫画家という職業。 子どもの頃、誰でも漫画家に憧れるが私も例外ではない。 どんな風にして作品を作るのか? 漫画家のアトリエの雰囲気は? 漫画家同士の華麗なる交友関係は? 特に、大島弓子は*「花の24年組み」*と言われる世代。 萩尾望都や、竹宮恵子、山岸涼子など、そうそうたるメンバーとの交流があると思うのだが・・・。 よかったのは、武蔵野の雰囲気の残る井の頭公園。 広い雑木林や池を見て、つくづく羨ましかった。 1968年「週間マーガレット」春休み増刊でデビュー。 その圧倒的な感覚で描かれる心理描写は、あまりにも深く、見るものを捉えて離さない。 70年代の少女マンガ黄金期の看板漫画家のひとり。 後続の作家への影響もはかりしれない。 単行本もさまざまな出版社からさまざまな形式で刊行されている。 **24年組または花の24年組** 24年組(にじゅうよねんぐみ)は、昭和24年(1949年)頃の生まれで、1970年代に少女漫画の革新を担った女性漫画家達の一群を指す。 「花の24年組」とも呼ばれる。 ・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★9月12日*なんちゃってベジタリアン * UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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