テーマ:歳時記(397)
カテゴリ:里山・歳時記
松は常緑樹として冬も緑の葉を茂らせることから、若さ・不老長寿の象徴とされ、竹、梅と合わせて「松竹梅」としておめでたい樹とされる。 能舞台には背景として必ず描かれており(松羽目)、 歌舞伎でも能、狂言から取材した演目の多くでこれを使い、それらを「松羽目物」というなど、日本の文化を象徴する樹木ともなっている。 松に係わる伝説も多く、羽衣伝説など様々ある。 また日本の城にも植えられているが、非常時に実や皮が食料になるため重宝されてきた。 「白砂青松」は日本の美しい海辺の風景を表す言葉だが、近年松くい虫により松枯れの被害が相次いでいる。 害虫対策として幹に藁を巻く「こも巻き」は冬の風物詩でもある。 誰(たれ)をかも しる人にせむ 高砂の 松もむかしの 友ならなくに 藤原興風 誰をいったい、親しい友人としようか。(長寿で有名な)高砂 の松も、昔からの友人ではないのに。 病気の人参ジュースを毎日飲んでいる。 野菜を食べ、お茶を飲み、枇杷の葉の御灸をしている。 彼女にとって植物とは、食べ物であり、薬だ。 そういえば、韓国には、「薬食同源」、「医食同源」という言葉がある。 日本だって、私の時代でも、ヨモギがモグサに、桃の葉は、あせもを治すために、大根おろしは胃を休めるために使われていた。 もっと植物を見なおしてみたい。 ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2012年1月1日*トリビアの井戸:正月はなぜ三が日か。* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.03 14:01:41
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