テーマ:映画館で観た映画(8540)
カテゴリ:映画
キミとなら、強くなれる。 この世界には人間の世界とは別にもうひとつ、バケモノの世界がある。 人間界“渋谷”とバケモノ界“渋天街(じゅうてんがい)”という交わるはずのないふたつの世界で、ひとりぼっちの少年(声:宮崎あおい)と暴れん坊のバケモノ・熊徹(声:役所広司)はそれぞれ暮らしていた。 だがある日、少年はひょんなことからバケモノの世界に迷い込み、熊徹の弟子となって九太という名を授けられる。 熊徹は、渋天街で一二を争う最強のバケモノで粗暴な性格、品格のカケラも無い。 一方の九太は、9歳のときある事をきっかけに両親と離ればなれになってしまい、どこにも行き場がないため嫌々ながら熊徹の弟子となったのだった。 しかしその偶然の出会いが、想像を超えた冒険の始まりであった……。 ■サマーウォーズ■の監督作品。 やっと見ることができた。 バケモノ、熊徹(くまてつ)と少年、九太(きゅうた)の成長の物語。 (「くまてつ」と打つと■熊川哲也=熊哲■が出てくるから注意しよう。) バケモノは、家族もいないし友達もいない。 九太は、母を亡くし、父も行方知れず。 そんなふたりが偶然出会い熊徹は、九太を弟子として育てる。 九太と暮らすうちに、熊徹は変わっていく。 そして、九太は、強い少年へと育っていく。 これまで、乱暴で自分のやりたい放題だったのに、九太のことを思うようになる。 自分の身を呈してでも九太の訳に立ちたいと思うほどに・・・。 ふたりは、お互いに育てあっていた。 しかし、それでハッピーエンドにはならない。 アニメでしか出来ない奇想天外なことが渋谷に起きる。 バケモノのキャラクターがいい。 熊徹の友人で猿顔の多々良(たたら)は、「西遊記」の孫悟空を思わせる。 豚顔の百秋坊(ひゃくしゅうぼう)もまた「西遊記」に出てきそう。 他にも兎顔の宗師(そうし)などキャラを考える人って大変だったんだろうなと思う。 声の出演がいい。 熊徹が役所広司だとは、まったく気が付かなかった。 宗師の津川雅彦も、百秋坊(ひゃくしゅうぼう)のリリー・フランキーもぴったり。 また、九太が子どもから少年に声が変わるところも自然。 最後に中島敦の名前が出ていたが、「山月記」かなんかにヒントをもらったのかな?と思ったら「弟子」という作品もあるらしい。 ・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.09.03 18:24:00
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