所用のため店を4日ほど閉めて、仙台に行って来た。
例によってマイカーとともにフェリーを利用しての旅だったが、
今年はフェリーもホテルも満室が多く、
特に仙台市内のホテルではツインがなかなかとれなかった。
旅に出て一番の楽しみは食事だが、我が家の場合はホテルで受けるマッサージが入る。
ナビがあるとはいえ知らない土地を長時間運転するので、
私は全身、家人は足と腕のマッサージを頼むことにしている。
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↓ 一体何を写したのかというと、正面奥の仙台市営バス。
大学も仙台駅舎も様変わりしたけれど、この市営バスだけは変わらないので、
懐かしさに思わず撮ってしまった。
↓ 東二番町通りの勾当台付近交差点(ここでも左側に市営バス)。
右側が勾当台公園、その向こうに見えるのが県庁の合同庁舎。
左側には仙台市役所がある。今は止まっているようだが昔は市役所前に噴水があって、
待ち合わせ場所の一つだった。
仙台市内を走ると、杜の都とはいえ、とにかく緑が多いことに驚く。
無機質なビル群がびっしり立ち並んでいるせいか、札幌よりもこんもりとした樹木が目につく。
それに道幅の広いこと!
若林区の国道4号などは片道6車線もあって、左折1車線、直進2車線、右折が3車線もある。
ナビ様がなければ田舎者の私など、とても運転できない。
今、地下鉄駅から20mほどのところに住んでいるのだが、
クルマにばかり乗っているのでたまに地下鉄に乗ると、
車両同士がすれ違う風圧に驚く田舎者で、我ながらこれまた恥ずかしい。
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↓ 用事があっさり終わったので、二日目は鳴子温泉に出かけた。
秋保にするか作並にするか迷ったのだが、
家人が「めったに行くことがない」という鳴子温泉にした。
温泉協会とやらにランチ付き日帰り温泉を頼めるホテルを問い合わせたところ、
鳴子より奥に位置する中山平温泉の「仙庄館」というホテルを紹介してくれた。
深山幽谷にひっそりと営業する古いホテルで、
露天風呂の湯温がちょっと高めだったが気持ちよかった。
そこの女将と思しき女性がバリバリの仙台弁を話す人で、
「いまどきあんなにきれいな仙台弁なんて聞けないぞ」
と、家人がいたく感動していた。
↓ 仙庄館の豪華なランチご膳。
たらば蟹の足、ホタテ貝柱の煮物、豚肉のフライ、鮎の塩焼き、エビのマリネ、卵豆腐、
刺身はカンパチ、ホッキ、数の子。いくらと大根の酢の物、はまぐりと豆腐のお吸い物、
それにフォアグラまで乗る豪華版。地元産の茹でた細竹の子もおいしかった。
この食事に部屋代、入浴込みで一人5000円(入浴税、消費税別)は安い!
しかも帰り際に「温泉卵」のお土産までもらってしまった。