カテゴリ:大家業
午後2時、携帯電話に入居者からSOSアリ。 「大家さん、玄関前にキラリと光る何かを持つ男が…」 「え~っ、それ誰です?」 「例の変なオジサンです」 「その人、いまどうしてるの?」 「玄関のインターフォンを押してます」 「とにかく無視してちょうだい」 「私、どうすれば…」 「すぐに警察に電話するから…。とにかく出ないでね」 「わかりました」 すぐに警察に連絡です。 「すみませんが、駅前ハイムのオーナーですが…」 「何でしょうか?」 「例の男性が…、面識のない女性の玄関インターフォンを押して…」 「いま、押してるんですか?」 「ハイ、本人から通報がありまして…」 「じゃあ、スグに現場に行きましょう。大家さんもすぐ来てください」 「ハイ、タクシーで行きますので、30分以内には着きます」 「30分後に現場で…」 「わかりました」 とにかく、すぐにタクシーを捕まえて、現場へ急行しました。 まだ警察は到着していないようです。 問題の部屋を見ると、共用廊下には誰もいません。 数分後、交番から警官2名が到着しました。 「通報した女性の部屋を確認しましたが、いまは誰もいません」 「そうですか。それでは、一緒に加害者の部屋に行きましょう」 「ハイ、わかりました」 一人なら怖いけど、警官2名と一緒なら大丈夫です。 問題のオジサンが住んでいる部屋のインターフォンを押すと 玄関がガチャリと開きました。 「警察ですが…困るんですよ。いつも問題を起こしてもらって…」 「は、はあ…」 「ちょっと中に入らせてもらいますよ」 「は、はあ…」 問題のオジサンの家に私と警官2名が入りました。 いつも応援ありがとうございます→人気blogランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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