テーマ:おすすめ映画(4023)
カテゴリ:音楽と映画・ドラマ・TV
観てすっきり、聴いて晴れ晴れ!
あの「ウォーターボーイズ」 の矢口史靖が監督の話題の映画、ようやく観にいきました。 いや~、ひさびさに観終わって、すっきり、晴れ晴れした明るい気持ちになる映画でした。 ネタバレになるので、詳しく書きませんが、あるひょんなきっかけから、 東北の田舎町の女子高生16人と男子1人が、ビッグバンド・ジャズをやるはめになり、最初はいやいや、ところがいろいろ苦労しながら、だんだん本気で、ビッグバンドによるスウンング・ジャズが大好きになり、最後には素晴しい演奏をする、というお話。 ひょんなきっかけは、僕が予想していたのとは全然違う展開でしたが、そこがまた面白かったです。きっかけは、夏休みの補習事業。 楽器がまともに出来るのは、ピアノ の男子(平岡裕太)と、 ロックバンドをやっていたベースとギター の女の子だけ。 物語の中心になるのは、この3人と、 ちょっと美人で可愛い上野樹里(役者の名前)の テナー・サックス と、 ちょっと大人でおませな貫地谷しほり(女優名:カンジヤ シオリ)のトランペット 。 めがねかけてて、がり勉ぽいけど、一番最初に楽器をマスターしちゃう本仮屋ユイカ(女優名:モトカリヤ ユカリ)のトロンボーン 。 ちょっと太めで、ダイエットといいながら、もりもり食べちゃう、豊島由佳梨(女優名)のドラムス 、 の計7人。みんなの会話は、東北弁。そこが、またなんとも、のんびりとした、いい雰囲気を出している。 女子高校生たちは、 楽器を買うためのスーパーでバイトしたり、 Jazzのレコードを沢山コレクションしている数学教師の竹中直人 にJazzの基本を習うが、竹中直人先生は、実は○○○だったり。 吹奏楽部の担任、音楽教師の白石美帆 がいたり、。 ドラマ「ウォーターボーイズ2」の時と同じように、小日向文世 が、テナーサックスの上野樹里の父親だったり、 (クレージーキャッツの)谷啓が 、音楽教室のJazzのレッスンの先生だったりと、 とまわりの大人達もいい味出していて面白い。 「ウォーターボーイズ」の時と同じように、やっぱり、モデルとなる高校があって、兵庫県の高砂高校のジャズ部や、長野県蓼科高校、ICY付属高校などを矢口史靖監督が取材してまわったそうだ。 役柄のキャラクター重視のオーディションだったらしく、楽器が出来る子(役者)がほとんどいなかったらしいが、長期間の猛特訓で、みんな楽器をますたーしたらしい。 いくつかのシーンでは、 ドラマ「ウォーターボーイズ2」 や 映画「スクール・オブ・ロック」 を思い起させるところもあるが、ぜもやっぱり観ていて楽しいし、思わず涙ぐみそうになるシーンも。 なんといっても驚くのは、映画の演奏シーンは、すべて役者達自身が演奏しているそうだ。 サントラ盤CDにそれが全部入っていて、 1.「A列車で行こう」 2.故郷の空(Comin’ Through The Rye) (ドリフターズの誰かさんと誰かさんが麦畑♪で有名) 3.「Make Her Mine」 4.「In the Mood」 5..「ムーンライト・セレナーデ」 6.「メキシカン・フライヤー」 7.「Sing, Sing, Sing♪」 の7曲は、全部かれら自身が演奏している、というから驚きだ。 朝の番組の小倉さん(また登場)は、「(俳優としてやっていくより)このまま、全国をビッグバンドでコンサート・ツアーしたら」、といっていたほどの勢い がある。 サントラ盤には、そのほか、背景につかれた音楽や、実際の演奏の前のせりふなどが入っている。音楽監督は、もとゴダイゴのキーボード・プレイヤー、ミッキー吉野 。 ぼくも、この映画を観て、みんなで音楽をやることの楽しさや、ビッグバンド・ジャズの醍醐味 を再認識した。 ウクレレは、いくら人数が集まっても、これだけ迫力のサウンドは作れない。 テナー・サックスやってみようかなぁ、などと思ってもみたが、ウクレレだけでも手一杯のなで、いつかそのうちに、と思っている。 とにかく、すかっとしたいひと、晴れ晴れしたいひと、 もう一度、高校生の頃の気持ちにもどって、何かに打ちこんでみたい人。 ぜひ、観にいってください。 追記 東京近辺にお住まいの方へ、 渋谷の映画館「シネクイント」では、楽器演奏の経験があり、ステージ写真を持参したひとは、チケット代が1800円のところを1000円にしてくれます。 写真は返却してくれませんが、デジカメ写真をプリントアウトしたものでもO.K.です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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