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オランダ ネーデルラントより

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2004年08月30日
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テーマ:海外生活(7783)
イマドキよくきく「国際結婚」
「国際結婚」ってなんだろう?
その実態と素顔に迫る!

今朝は、相棒と朝寝坊。二人とも二日酔いの頭痛モチ。
昨夜はちょっと飲みすぎた。

なぜかって?
デンハーグに住む友人夫妻に招かれて、おいしいビールと
オーストラリアワイン、それに日本食をごちそうになった。

ご主人は、長身のオーストラリア人。
学生時代から、勉強している日本語はペラペラ。
かなり、ディープでコテコテの関西弁だ。
日本語の「日本国憲法」な~んていう本だって、読んじゃう。
彼は法律のスペシャリストです。

奥さんは、細身で英語が上手な日本女性。
とても美しく、有名なモデルか、女優に似ている。

閑静な高級住宅街のなか。
18世紀頃の、古き良きオランダ式の家。
白い天井の、唐草模様のオーナメント。
モダンでしゃれた暖炉。
窓にはめ込まれた古典的なステンドグラス。
150平米はあるだろうか。

とにかく広い!
うらやまし~い!
こんな家に住めたら、天気の悪い冬の間、
相棒と子供と一緒に毎日、室内サッカーか、
バスケットボールができる。
でも、そうじが大変だな~。
我が家は、オランダでは、ホントに小さい家。
それでも、そうじが大変だと、二人して嘆いている。

久しぶりの日本食!
お刺身に、天ぷら、ブタの角煮。
ブタの角煮は、ご主人の自慢のレシピ。
相棒と、ガツガツ食べる。

超ちょうチョウ感動!
ありがとうございます♪
ごちそうさまでした。

今度は、腕をふるって、日本料理をつくって、
このご夫婦をもてなそう。
しかし、相棒は料理が苦手。
ということは、やっぱり、筆者がすることになるのか…
トホホホ~ん。

最近、日本食を食べることをあきらめている。
オランダでは、日本食の材料費が高い!
二人とも、ケチンボで、大の買い物ギライ。
いつも、一番近くて安いスーパーマーケットにいく。
車を飛ばして、スヘーベニンゲンにある鮮魚屋にいくとか、
アムステルダムやロッテルダムまでいって、日本食を
買出しに、なんて、全くしない。

二人とも、良いか悪いか、オランダの粗食で、
結構満足している。
食生活に関しては、経済的。

せいぜいいくとしても、近所の魚屋専門店だ。
そこでも、「すし用、刺身用OK」というけれど、
なんだか、鮮度を見極める自信が無い。
しかも、最近、子供の好きな食べ物が、、
夕食のメニューになっている。
当然、簡単にできるサンドイッチや、
マカロニやパスタが中心に。

相棒は、料理をつくるのが大キライ。
寿司や、天ぷらなんて難しいものは、全くお手上げ。
ゆえに、お客さんがくると、筆者が腕をふるう。

おふくろは、虚弱体質で病気がちだった。
小さい頃から、夕食の準備を兄弟と交代でやっていた。
留学や一人暮らしで、かなり腕も磨いた。
日本食をはじめ、中華、アメリカン、フレンチ、地中海
イタリアン、メキシカン、ドイツ、タイ、ベトナムなど。
前菜からメイン、デザートまで、すごくうまくないが、
オールマイティーに、なんでもこなせる。
しかし、オランダ人に、絶対受けるのは、やっぱり「寿司」。
オランダでは、「寿司」は超高級食品。
アマチュアで「寿司」をつくれる人は、そういない。
巻き寿司やニギリをつくると、大変喜ばれる。

じょじょに、オリジナルレシピをのせますね。

でも、普段は子供と遊んで、疲れて、
材料を買う気も、作る気すらおこらない。
日本食は、はるか彼方にありにけり。

本題にもどります。
ところで、今日のテーマ「国際結婚」。
この「国際結婚」とは、なんぞや?

「国際云々」というのは、どうもピンとこない筆者。
「実態と素顔に迫る!」
週刊誌みたいなみだしにしておきながら、
期待に応えて(反して?)下記の手法で分析する。

1.辞書でひく。
2.統計的にみる

そこで、「国際結婚」というのを辞書で引いてみると…
「国籍の違う男女が結婚すること」とある。
英語の直訳は「international marriage」。
でも、日本語の「国際」というのは諸国家、諸国民、
世界的という意味があるので、
「multi-cultural marriage」、とか
「cross-cultural marriage」という表現の方が
英語のネイティブ・スピーカーには理解しやすいようだ。

世界中には、違う国籍でも、同じ風習や文化を共有し、
同じ言語を話す民族や、同じ国籍同士でも、
宗教、言語、文化や風習が違う民族が多数存在している
からだ。

「国際結婚」ということばが、できてしまうのも、日本独特か?

統計的には、厚生労働省が発表している人口動態統計が一番正確
で、入手しやすいと思う。
ネットで簡単に閲覧できるし、無料で、エクセルにダウンロードできる。

1970年(昭和41年)では、「夫婦の一方が外国人」、
つまり「国際結婚」は、2,108組だったのが、2001年
(平成13年)では、39,727組までに増加。
2001年の結婚総数は、799、999組なので、
「国際結婚」の割合は結婚総数全体の約5%を占める。
ここ30年以上のあいだ、「国際結婚」は
一環して2ケタ近い増加率なので、
2001年以後も、4万組をラクにこえる趨勢だと推測される。

2001年の内訳をみると、「夫日本人・妻外国人」は
31,972組と、前年比で、12.9%の増加。
「妻日本人・夫外国人」が7,755組(前年比2.3%減少)。
つまり、「夫日本人・妻外国人」のパートナーが、
「妻日本人・夫外国人」より約4倍超多い。
「夫日本人・妻外国人」は3万組台で、これからも、
フタケタ台の増加傾向にある一方、
「妻日本人・夫外国人」は過去6年間、約7千台と横バイだ。

なんだか、ゴチャゴチャ数字だらけでスミマセン。
統計オタクです。

90年代から、海外に留学して、住んで、働く、旅行するというのが、比較的手ごろになってきた。
日本が「国際的」になれば、なるほど、当然、「国際結婚」が増えるのは、自然だと思う。
それにしても、「夫が日本人・妻外国人」が圧倒的に
多いというのが、かなり予想外。

周囲には、「妻日本人・夫外国人」の夫婦が何組か思いつく。
日本の女性が、外国人と結婚すると、姓を変える人
が多い。また、ヨーロッパ系の夫だと、会社のパーティーやレセプションでも、夫婦同伴や同席が当然だから
自然と気がつくのだろうか。

久しぶりに日本の学校の同窓会にいった。
「夫が日本人・妻外国人」が4人。
「妻日本人・夫外国人」と1人。
ほぼ統計どおり!

確かに、外国人の夫をもつ、女性の同級生は、
「ダ~リンがねぇ~、カレシがね~.…」
とおのろけの、あつ、あつっ~つ!

しかし、外国人の妻をもつ、男性の同級生は、
奥さんの話を、ほとんどしなかった。
「実はサ。おれの女房サ、
外国からサ。きてるからサ。
寿司はサ、久しぶりでサ……」
とポツッと話すだけであった。

だいたい、奥さんの方がダンナの話をよくする。
ダンナが奥さんの話をエンエンとすることは、滅多にないよね。
新婚か、離婚か、よっぽどナニカあったときくらい。
これは、世界共通の男性と女性の差かな?

統計学的にいうと、どんな社会現象も、
全体の総数の1%未満だと、社会では珍しいこと。
3%だと、一般的に注目され。
3%以上だと、それはもう当然のこととして認識される。

日本で、または、日本人を含んだ「国際結婚」の割合は
結婚総数全体の約5%をラクにこえようとする今現在、
この「国際結婚」が当然のこととして、社会に認知され、
「国際結婚」という日本独特のいいまわしが、
なくなってしまう日もそう遠くないような気がする。






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最終更新日  2004年08月30日 06時59分34秒
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