ＰＥＡＣＨ’Ｓ　ＲＯＯＭ

昨日は天気も良く、絶好の撮影日和、
久しぶりにＦさんと写真を撮りに出かけた。
前々から、名前を呼ぶとやって来るというアンナちゃんを、
是非撮りに行こうと約束していたので、
それを決行した訳である。


「さすがpeachちゃん、晴れ女だね。
　天気予報では午後からだったら晴れると言っていたのに、
　午前中から良い天気じゃない～。」


と、Ｆさんはとてもご機嫌が良かった。

まずは小正月でどんと祭りやだんご市をやっている神社めぐり。
どんと祭りの方は平日であるにもかかわらず、結構な人で賑わっていた。
合格祈願で下げられた絵馬が前に来た時よりも増えて、
娘が下げた絵馬はどれだったのか、分からなくなっていた。
結び付けられたおみくじの数も凄く、
如何にこの神社の参拝客が多いのかが分かる。



災いから守ってくれるという鷽鳥様
飯坂町湯野にある西根神社の境内の高畑天満宮にて。
学問の神様として名高く、受験祈願の学生などが多く訪れる。


天気は良かったが気温は低く、
写真を撮っているうちに寒くなって来たので、
どんどやの火にあたりに行った。
最近ではダイオキシンとか地球温暖化を考えて、
やらなくなった所もあるそうだが、
この神社では毎年行われ、
また、多くの人々が正月に飾った飾りを焼きに訪れる。
どんどやの火で焼いた餅を食べると１年間健康で過ごせると、
私が子供の頃に住んでいた地域ではそう伝えられていた。
そんな昔からの風習が消えていくのは淋しい限りである・・・



赤々と燃えるどんどやの火


ひと通り神社巡りを終えると、いよいよあぶくま親水公園へ。
今年もたくさんの白鳥や鴨が訪れていた。
はくちょう情報によると、今親水公園にいる白鳥の数は７８６羽、
これだけの数の白鳥が、はるか遠くのシベリアから毎年訪れているのだから、
お世話をしている方々の飛来地の管理がよほど良いのだろう。
これらの白鳥の中に、
自分の名前が分かるアンナちゃんがいるというのだ。
参照サイト：ツーリストインフォメーション福島
　　　　　　「白鳥の飛来地“あぶくま親水公園”「アンナちゃん」に会いに行こう！」


この季節になると殆ど毎年訪れているが、
自分の名前が分かる白鳥がいるだなんて初めて聞いた。
それで私の好奇心の虫がウズウズ動き出し、
こんな白鳥がいるから是非撮りに行きたいとＦさんを誘ったのである。
Ｆさんもアンナちゃんの事を知らず、
そんな白鳥がいるのなら是非見てみたいと意見が一致、
今回の撮影に至った訳である。

親水公園に着くと真っ先にアンナちゃんを探した。
アンナちゃんは緑の首輪をしているからすぐに分かる。


アンナちゃんはどこだ？
アンナちゃん・・・アンナちゃん・・・いた！


アンナちゃんは人々が餌をやる岸辺から少し離れた所を泳いでいた。
果たして呼べば来るのか？
大声で呼ぶのは恥ずかしかったが、
好奇心の虫を抑える事が出来なかった。


「アンナちゃーん！アンナちゃーん！アンナーーーーッ！」


近くにいたご婦人方が、私を怪訝そうに見ていた。
アンナちゃんが呼んでいる私に気がついたようにこっちを見た。
恥ずかしいなんて言っていられない。
こうなったら最後までやり通すのみ。


「アンナちゃーん！アンナーーーーーーッ！」


するとどうだろう。
アンナちゃんがスィーッと、私に向かって泳いで来るではないか。
感激！噂は本当だったのだ・・・・！


「ほら、Ｆさん、アンナちゃんが来ましたよ！」
「ほほぉっ、本当に来るんだね！」


私たちは夢中になって寄って来たアンナちゃんを撮った。
名前が分かる白鳥だなんて凄い！
心なしか、他の白鳥達よりもひときわ賢そうに見えた。
そのアンナちゃんが次の写真の白鳥だ・・・



私に気がついたアンナちゃん　（クリックで拡大）



スーッと近くに寄って来たところを激写　（クリックで拡大）


この感動は少しでも多くの方にも味わって頂きたい。
幸いにもこの冬、福島駅西口より親水公園直行のバスが出る事になった。
もしアンナちゃんに会いたいという方は、
１・２月の土日、祝日の１３日間運行されるので、
是非利用して行かれると良いだろう。
参照サイト：ツーリストインフォメーション福島
　　　　　　「直行バス『白鳥号』運行します。」


自分の名前が分かる白鳥アンナちゃん。
ふくしま親水公園のアイドルアンナちゃんを是非、
貴方も見に来られませんか？


* ↑以外の写真はＹａｈｏｏ！フォトアルバム「あぶくま親水公園　小正月の神社」でどうぞ。