ＰＥＡＣＨ’Ｓ　ＲＯＯＭ

新緑が美しい朝　（クリックで拡大）


ギンギラの太陽がまぶしい朝。
何時ものように列車で通勤。
立夏を過ぎて、春というよりは夏の日差しになっている。
もう初夏と言ってもいい。

私が乗り込んだ駅の次の駅でスッピンの女子高生が乗って来た。
眉毛は薄くて細く、半分しかない。
若い割には疲れた肌。
ボーッとした印象の顔の女の子だ。

その女の子が私の斜め前に座った。
座った途端にバックのファスナーを開け、化粧ポーチを取り出した。
このスッピン姉ちゃん、これから車内で化粧を始めるな・・・
それでは、顔が作られて行くのをとくと見せて頂きましょうか。

先ずは下地らしきものをぬりぬり。
それから、コンパクトの鏡を睨みつけるように見ながら、
ファンデーションで疲れた肌をカバー。
お、次はアイラインですか。
目尻はチップや指でぼかしを入れながら念入りに。
左目が終ったら、次は右目、
また左目・・右と合わせるように微調整かな。
その作業をずっと続けている。
目は彼女にとって重大なポイントかな？
目蓋の上にもアイライン。
ボーッとした感じからしっかりとした表情になって来た。
目を弄るだけでかなり変るものなんだね。
　
さて、お次はアイブロウ、眉毛に突入。
細くて薄い眉毛にアイブロウで継ぎ足して整える。
左の次は右！右！行けぇーっ！
おーーーっと、ビューラーで睫毛をクルンクルンだぁーっ！
お姉さん、さっきとは随分違う顔になりましたなぁ（笑）

次は何を出すのかな？
おや、またアイライン、また目ですか。
余程目に気合いを入れているようですね。

・・・・お客がたくさん乗り込んで来たぞ。
あ、あ、前に立たないで。
見えなくなっちゃうじゃない。
・・・良かった、見えるぞ（にんまり）

お、いよいよフィニッシュですかね。
前に立った男性ふたりを上目遣いで見ながら、
リップクリームを塗っていますよ。
バックにポーチをなおして、
何事もなかったようにすまし顔。
メイク時間約15分、終ってすぐの駅で降りて行きましたよ。
降りる駅に着くまでの時間が勝負ですか。
良かったですねぇ、間に合って。


行ってらっしゃーい！（爆笑）





-
上：福島駅東口　左下：東西連絡通路　右下：西口へ登る階段 （クリックで拡大）



福島駅西口周辺　（クリックで拡大）