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peach0908

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2008/08/18
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川面を流れる御霊を乗せた灯篭・・
阿武隈川河畔にて ~ とうろう流し ~


昨日は朝から雨が降り、うちの前の川が増水していたので、
とうろう流しは中止になると思いきや、
午後から天気が回復、
段々青空が見え始め、遂には晴れて日が射して来た。
晴れ女伝説またも更新。

福島駅からてくてく歩いて、
駅前通を歩き、平和通りを地下道で越えて、
まずは県庁を目指した。
とうろう流しの会場は丁度、
県庁の裏の阿武隈川河畔になっているからだ。
本庁から東側に歩くと、
福島藩主板倉氏が築いた福島城の二の丸御外庭だった紅葉山公園があり、
阿武隈川に面したベンチや地面には、
とうろう流しと花火を見物しようという人々が、
のんびりと川向の様子を眺めながら陣取っていた。
このリポートをするに当って、ネットで紅葉山公園について調べたら、
園内にある板倉神社の脇には、
歌人若山牧水が福島を訪れた際に詠んだ歌に、
古関裕而が曲をつけた「阿武隈の歌」の歌碑があるのが分かった・・・



つばくらめ ちちととびかひ阿武隈の
きしの桃のはな いまさかりなり    若山牧水


福島市古関裕而記念館HPより
古関裕而と福島“ゆかりの地と記念碑”「阿武隈の歌」歌碑




公園を出て知事公邸の前を歩き、
県庁東庁舎前の鬱蒼と茂る、
木々のトンネルの下の歩道を歩いている頃、
受付開始を知らせる花火の音が聞こえた。
大仏橋を渡ろうとした時に、
丁度主人が土手で現場の写真を撮っていたので、
そこで合流し、受付を済ませた。

焼香をする台の前に並んでいたら、
とうろう流しの法要の前に、
福島とうろう流し発興会会長と福島市長、
福島市議会議長の式辞があった。
市長と市議会議長が式辞を述べたという事は、
市の行事になるわけ?
それとも、ただ単に、
大勢の市民が参加する行事だから挨拶をした?
宗教的要素はあるが、
先祖や家族の御霊を送るという盆の行事だから参加したのだろう。
だったら、飯坂のけんか祭りだって、
日本三大けんか祭りのひとつにもなっているのだから、
福島市を代表する“祭り”という行事として、
市の後押しがあっても良いのではないか?
でも、ちょっと難しいかな・・・・・?


けんか祭りの飯坂八幡神社HPより 「けんか祭り」


法要が終ると川沿いに設置された松明の送り火が点火され、
焼香を済ませた人順に、とうろうを流す場所へ移動、
係の人にとうろうを手渡して、とうろうを流して貰い、
流れて行くのを見届けて手を合わせた。
出来たら自分の手で流したかったな。
たぶん、過去に川へ落ちた人がいるから、
自分で流す事が出来ないのだろうな・・・

流灯の次は花火大会。
花火を揚げて盆に帰って来た故人の御霊を送ろうというのだ。
花火の見物の為に訪れている人は橋の上にずらりと並んでいた。
川向の紅葉山公園にも人がぎっしりといるのが見えていた。
大仏橋の向かいにある天神橋にも、
恐らくたくさんの見物客がいた事だろう。


夜空に美しく輝く花火。
そして花火が・・・ (クリックでアルバムへ)


炸裂して飛び散る感じのスターマインが多かった中、
大きな花火も連発で上がり、多くの見物客を魅了した。
美しい花火に送られながら、
あの世へ帰る故人達も、きっと満足した事だろう・・・

全てが終ると、またてくてく歩いて帰路へ着く。
夜ご飯は街なかで食べて帰ろうという主人の案で、
とある居酒屋で、いろいろな料理を楽しんだ。
主人から外食をしようと言うなんて、
珍しい事もあるものだ・・・


帰りの車中、窓を開けて運転をしたのだが、
外から入る空気がひんやりと冷たかった。
盆を過ぎると涼しくなるというが、
もう秋の気配すら出始めている。
また来年もとうろう流しに参加するか・・・







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Last updated  2008/08/18 07:31:55 PM
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