テーマ:食べ物あれこれ(49637)
カテゴリ:きみょうなもの(peculiar)
昨日、クイーンズの中華スーパーで買い物をした。 夕方の混む時間帯に行ったので 店内は、中国系のニンゲンでごった返している。 大きな韓国の梨やら、大好きな空芯菜やらをカゴに放り込み 店内をうろうろしていると 真っ黒い、変な物が売られていた。 「これ、何?」と、友人と顔を見合わせる。 外はとても固くて、半分に割れているものは中が白い。 「何だろうね?」と言いながら、 その辺にあったインゲンを物色していたら メキシコ人の男性が2人やってきた。 なんだかんだと言いながら、彼らもそれを手に取り 1人が、半分に割れていたものを剥いて少し口にし それを相棒に渡し、相棒もそれを食べてしまった。 「え?生で食べてるよ?」 私と友人は顔をまた見合わせ、彼らに聞いてみる。 「それ、何ですか?」 彼らは振り向いて言う。 「知らない。」 どんな味かと聞いたら 「ヒーカマ。これはヒーカマだよ。」 と、2人口をそろえて答えた。 ヒーカマ(Jicama)というのは、 メキシコでよく食べられているカブのような形の 生でサラダにいれたりする根菜のことである。 くせがなく、しゃきしゃきしていて 甘みのない梨のような歯ごたえでとてもおいしい。 この謎の黒い物体は 牛の角やら、コウモリに似ているなぁと思ったのだが 家に帰って検索してみると、 「Black Horn Nuts (黒ツノナッツ)」とか 「Bat Nuts(コウモリナッツ)」という まさにそのまんまの名前で呼ばれていた。 日本語では、菱の実で、 父もコドモの頃に塩ゆでして食べたことがあるそうだ。 生ではヒーカマの味だと、メキシコ人が言っていたが ゆでると、ほこほこと甘みの少ない栗のような味だそうである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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