|
テーマ:iPhone(1914)
カテゴリ:IT
2007年1月のWWDCでiPhoneが発表されて10年が経つことから、その類の記事をよく見かける。あっという間というか、でも冷静に考えると長い時間が経っているという印象が強い。今のポピュラーミュージックの元祖がビートルズなら、スマートフォンの元祖はiPhoneであると思う。 初代iPhoneは2007年6月にリリースされた。これは米国でのことであって、日本でリリースされたのは確か2008年で第二世代でソフトバンクからであったのではないかと思う。 僕は2006年に躁になり同年うつに落ちて3年間会社を休職した。だから、iPhoneの誕生は暗闇の中の出来事であり、自分が関わることになるとはゆめゆめ思わなかった。 転機になったのはツイッターである。ツイッターを始めたのは2009年3月のことだが、本格的に使い始めたのは5月ぐらいからだったと思う。たちまちはまって、主にはパソコンで使っていたが外出先からガラケーでもつぶやくようになった(当時はスマートフォンなど使う人はまれで、「ガラケー」という単語はなかったが)。そうすると、パケット代が2万円を越すようになり、これは何とかしないといけないということでiPhoneを検討することになった。 その頃の機種はiPhone3GSだった。2009年6月リリースである。iPhoneには圧倒的にツイッターを使うには親和性があった。iPhoneが広まるきっかけの一つはツイッターではないかと思う。色んなツイッタークライアントが有ったし、縦に流れるタイムラインのスクロール操作が心地よい。ますますツイッターにはまるようになった。 と、ここまで書いて気付かれる方もいると思うが、その頃の状態は軽躁状態だった。双極性障害で復職するには軽躁状態が好ましいようであり、その点、僕は幸運であった。2009年8月には休職期限ぎりぎりの3年で復職を果たした。紆余曲折はあったもものの、今現在障害者雇用ではあるが会社で働いている。 iPhoneのことに話を戻すが、iPhoneはツイッターに親和性があるだけではなく、その通信するデータ量に関わらず定額制であったのが大きい。ツイッターを頻繁に使うと、パケット代に換算すると十数万円のところが4千円ぐらいで済むのである。ガラケーでもパケット定額はあったとは思うが、ガラケーとiPhoneではその特性で通信量が段違いであったのではないかと思う。そうしてガラケーとiPhoneの2台持ちの生活が続いた。そして、軽躁は長く続くことはなく、うつへと落ちることになる。2010年の暮れだった。 うつで休職することになって、iPhoneを解約した。あまりツイッターでつぶやくこともなくなってきて、元々ガラケーとの2台持ちだし、経済的な負担もある。そうして、スマートフォンとしてのiPhoneはGPS付きのiPod touchへと変わった。外出先では通信できないが、自宅ではWiFiで通信するというスタイルでiPhone3GSは使い続けた。そうして世の中のiPhoneの進化には取り残されて行った。 2012年に復職はしたが、この時は軽うつだった。3年を経ての時とは少し状況が違っていて、復職訓練のようなものがあった。それで生活リズムを整えた ことで復職できたのだと思う。当然、テンションは下がっているから、再度iPhoneにすることはなく、相変わらずiPod touchのままであった。 LINEが始まったのは2011年6月なので、おそらく世の中で本格的にスマートフォンが普及するようになってきたのは2011年前後だったのではないだろうか。相変わらず僕はガラケーとiPod touch持ちだった。それでもiPod touchも第五世代(2012年9月リリース)、第六世代(2015年7月リリース)と進化していいき、新しいものへ買い替えて行った。今は格安SIMのモバイルルータと組み合わせて外出先でも通信できるようにしている。 とりあえず、やはりiPod touchにしろモバイルルータにしろ非力なので、電池のもちは悪い。今はぎりぎりというところである。なので、おそらくいつかは料金は高くなるかもしれないけどガラケー(ドコモ)と統合してiPhoneへと戻る可能性が強いかなとは思っている。さすがに付き合いが長いのでAndroidの選択肢はない。 それがいつになるかは分からないけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 15, 2017 05:39:03 PM
コメント(0) | コメントを書く
[IT] カテゴリの最新記事
|