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カテゴリ:大会
[CP1~CP2]
CP1は上手く走れた。さぁここからは中盤戦、ペースは少し落としてでも走り続けることを目標にCP2のキャンプ場を目指す。 CP1を出発してすぐのところで湖尻峠に到着、ここでは楽しみにしていたハリマネさんの施設エイドがお待ちかね。っとさぞ盛大にお迎えが…って期待してたら前のSさんに意識がいってて気づいてない…、悲しい、かなり悲しかった。 気を取り直して声をかけてコーラ一杯頂いて先に進む。この辺りから周りとのペースに違いが現れてくる(疲れか?)、Sさんは遥か先へ消えていった、でも調子は悪くないし抜いてる数の方が多い。 とりあえず淡々と山の中の小気味良いアップダウンをマイペースで進んでいく、っといきなり頭を木にHIT!集中力が下に行きすぎ?(翌日たんこぶになってました) 山伏峠は思ったより応援が少なく休憩入れずスルー。湖畔トレイル前のエイド、椅子があると座りたくなる。給水とザックの整理(ゴミと補給食の入れ替え)して長い湖畔区間に突入する。トレイル部分はなんとか走りきれたがアスファルトになった途端に一気にダウン、トレイルからロードの切り替えがまったく出来ず速くなるどころか、平坦でも何度も歩いてしまった、水門が遠い…。 キャンプ場に着き椅子を見ると当たり前のように腰を掛ける、1分ほどでハリ天狗さんが到着(湖畔前ではこのまま逃げれるって思ったけど、良くここまで粘ったって感じかな?)。 [CP2~ゴール] CP2で休憩し、100mぐらいでハリマネさんの施設エイド(早すぎ)。ここでも十分休憩してハリ天狗さんより気持ち早くスタート。 神山へ向かう道、ん…、パンツが冷たい?さっき水でも浴びたのか?ザックを開けてみると中は水浸しCP2で満タンに入れたはずのハイドレーションの中身が既に1/3しか残ってない。 どうしよう?でもハリ天狗さんが行っちゃう、着いていかなきゃっとそのまま神山に突入してしまった。上り始めて早々にペースが速くて着いていけないので、お別れしてマイペースに戻して頂上を目指す。 山を半分上りきったあたりでハイドレーションの中身ZEROを確認(案の定?)、一気に不安に襲われました。その後は気持ちのせいか脱水のせいか、どんどん落ちていく気持ちに力も抜けて進むのがキツイ。なんども小休止を入れながらヨレヨレになりながら上っていく、当たり前だが後ろからは次々と抜かれていく(上りは30人近くに抜かれたかな)。 この辺りからはそろそろ来るであろうゲンボさんに助けて欲しいって気持ちが…、常に下から来る人をチェックしていた、そんな時ゲンボさんがやっと到着。「ゲンボさん?」気持ちでは助けて~っと縋りたい気持ちだったと思う、でもゲンボさんにも自分のレースがある、ここは10時間切りを託して先に行ってもらう。しかし少し行ったところでゲンボさんが止まってる、どうしたのかっと思ったらハイドレーションの中身をコカコーラの空き缶に移しているのだ、それを私に差し出してきた。この時ハイドレーションの中身を見たが200mlもなかったと思う、さすがに「ありがとう」って受け取る気持ちにはなれなかった。半ば強引だったが受け取って飲んだ、本当に少しだけだったが気持ちが詰まっていて泣きそうだった。それでも復活には程遠く、とりあえず少し先の頂上を目指す。 頂上に着いたらペットボトルを差し出している人がいる(先に行ったゲンボさんがスタッフに連絡してくれていたのだ)。ここでは遠慮なく頂くことにする。ここで何を思ったのかその水を壊れてるかもしれないハードレーションに移そうとしたのだ(さすがに普通の精神状態じゃなかったと思う)ふと我に返り、その場でペットボトルの半分をがぶ飲みした、今までが嘘のように体が生き返って元気が溢れてくるのが解った。 そこからは少しでも早くお礼を言いたくて、最後の下りを駆け下りていった。しかし前のランナーを抜けども抜けどもゲンボさんの背中が見つからない(多分頂上では間に1人を挟んだ順位差だったと思う)。10人ぐらい抜いただろうか?さすがに下りでは敵わないと諦めかけた頃、下にゲンボさんを確認できた。その後はゲンボさんに引っ張ってもらいながら山を下る(キツイとの事だったがかなり速いペースだった)。早雲山からは今度は私が引っ張ってゴールを目指す。美術館のトンネルを越えるとすごい人だかり、最後はゲンボさんと感動を噛み締めながらの手つなぎゴール!! 今思うとあの時、救世主が現れなかったら…っと思う。 逆に冷静に考えると…。ザックの中の補給食は一杯余っていた。水が無くなったショックで気持ちがどうにかなってしまったのだと思う。 終わったことはショウガナイ、この経験を次に活かそうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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