258572 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ぺんねーれ

ぺんねーれ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カテゴリ

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2013.11.02
XML
カテゴリ:本,詩etc
辻 仁成(脚本)「愛をください」最終話の手紙 より


李理香、僕がどんなに忙しくて、君に手紙を書けなくとも、僕はいつも、君の心のそばにいるよ。

李理香、君があまりに苦しくて、何もかもから逃げ出したいとき、君の心の中には、僕という野原があることを忘れないで。

李理香、僕の姿は見えないかもしれないけれど、君の心のすぐそばで、君がやすらぐ風でいよう。

李理香、僕はいつも月の中にいる。

李理香、僕は道端の名もない花。

李理香、君が吸っている空気の中にさえ、僕は充満している。

李理香、街路樹の上から、僕はいつも君が安全なように見張っているよ。

李理香、僕は揺れる大木の木々の葉。

李理香、僕は静かに打ち寄せる波。

李理香、僕は大平原の大きな岩だったり、空を舞う小さな鳥だったりするんだ。

李理香、そして・・・僕は君。

愛しい李理香、そして・・君は僕・・。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.11.03 00:53:48
コメント(0) | コメントを書く
[本,詩etc] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.