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森見登美彦の十八番、京都ファンタジー『宵山万華鏡』

■内容(「BOOK」データベースより)

 ”祇園祭宵山”の京都。ふとしたことで姉と手を離してしまった妹は、姉とはぐれてしまい、赤い着物姿の少女たちと、現実と幻の狭間を彷徨う。

 大学最後の夏、”宵山法度違反”で怪しい男たちに捉えられ、「白塗りの怪僧」や「金魚鉾」、そして謎の「宵山様」に出会う驚愕体験をした男・・・。

 ”祇園祭宵山”を舞台とした「宵山姉妹」「宵山万華鏡」「宵山金魚」「宵山劇場」「宵山回廊」「宵山迷宮」からなる、”幻想”と”ナンセンス”の連作中篇集。

■感想など

 「宵山姉妹」「宵山万華鏡」は幻想色の強い作品で、幻想小説の名手で、既に伝説と化した”山尾悠子氏”を思い起こします。
 作中登場する「赤い着物を着た美しい少女たちの集団」は、謎めいていて、なにやら哲学的な趣さえ有ります。
-◆-
 「宵山金魚」「宵山劇場」は、『夜は短し歩けよ乙女』の続編的な作品で、大学生のナンセンスな日常が可笑しい。
 大好きな作品『夜は短し歩けよ乙女』の、懐かしい面子やエピソードに出会えて、旧友と酒を酌み交わしたような心地よさ。
 バカバカしくて、不条理で、突き抜けていて、常識に塗り固められた社会人などからすると、もはや異次元、別世界。
-◆-
 それぞれの中編が繋がったとき、”幻想”、”ナンセンス”、”不条理”が混然一体に溶け合って、作品は互いに絡み合い、メビウスの輪のように物語は完結していく・・・・。

 森見登美彦固有の職人芸です。


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Last updated  2010.03.05 20:24:41



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