ピカルディの三度。～T.H.の音楽日誌/映画日誌（米国発）

「秘密と嘘」

　2007年アカデミー賞外国語部門ノミネート作品。日本での公開は不明。原題 Efter Bryulluppet(After the Wedding)。

　デンマーク映画を観るのは二度め。「幸せになるためのイタリア語講座（イタリアン・フォー・ビギナーズ Italiensk for Begyndere）」（2000年）がとても良かったので、今回も期待してたけど、予想以上に重いドラマで驚いた。

　　
　　http://www.aftertheweddingmovie.com/main.html

　貧困に喘ぐインドの孤児院で働く男が、寄付金を求めて故国デンマークに戻る。そして、出資してくれるはずの富豪から、娘の結婚式に参列してくれといきなり誘われる。そこで次々と明かされる家族の秘密と嘘。←マイク・リー監督の「秘密と嘘」（1996年イギリス）をふと思い出した。

　無駄のない構成で映画は淡々と進行していく。そしてラストシーンでは本当にやるせない気持ちになる。

　母親役のキレイな女優さんがすごく印象に残った。

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　今日は「スパイダーマン３」を観に行くかこの「アフター・ザ・ウェディング」を観に行くかで友だちと揉めた。究極の選択（笑）。
　結果的にはこちらで正解。映画館で働いてるお姉さんも、「この映画、今年の一番よ」と上映前にみんなに言いふらしてた。