テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:日本回顧録~準備から滞在~2004年夏
。。。最近のおっとの行動は、支離滅裂だ。母も。
おっとは昨日はすごく怒って、口も聞いてくれなかった。 と、いうのは。 先週末から、うちの母が毎日電話をかけてくる。 ある日は: 「あんたたち、朝早い到着だから、迎えに行かないわよ。」 「はいはい。」 「空港からリムジンバスで来なさいね、リムジンがなかったら、電車を乗り継いで。。。」 「わかった。空港からリムジンバスで行くよ、リムジンがなかったら、電車を乗り継ぐね。」 「何言ってんの!電車を乗り継いでなんて遠回りでしょ!!あんたたち、バカじゃないの!」 ガシャンッ!!(受話器を叩き切る音) 「?。。。。。」 別の日は: 「あんた、だんなは日本にどんな格好で来るつもり?」 「え?普通にJパンとTシャツと思うけど。。。」 「去年、エクアドルに行ったときにしていたような、パ~プリンな格好はさせて日本に入国させないでちょうだい。」 「え?「パ~プリンな格好」ってどんな?」 「そんなこともわからないの!あんた、イタリア生活長すぎて、目が腐ってるんじゃないの?!いいわね、絶対、あんな格好で入国させないでーっ!!」 ガシャンッ!!(受話器を叩き切る音) 「??。。。。。」 こういった母の雄叫びは、毎回受話器を通しておっとにも届く。 おっとは心配そうに、「ねえ、何があったの?お母さん怒ってるじゃない。説明してくれる?」と毎回聞いてきた。 私はいきなりの訳のわからない電話の後で母の怒りが伝染、おっとに説明するにも、あまりにバカげた内容で、言う気も失せて、いつも 「別に。なんでもないよ。」と低く答えていた。 その態度がおっとはひじょーうに気に入らなかったらしい。 「わかった、僕のことでもめたんでしょ?お母さん、僕のこと、キライなんだね!?じゃなかったら、ぼくに話の内容が言えるはずだよ!」 「ごめん,ごめん。あまりにつまらない内容だからさあ、言う気が失せたのよ。」 と、全てを説明する。 すると夫は、「見え透いた、ウソつくんじゃないよ!たったそんなことだけであんなに怒るものか!」 すみません、本当なんです。そんなことだけでうちの母は怒ってるんです。。。(泣) 「君が本当のことを話さない限り、僕は君と口を利かない!!」 え~!? 結局、昨日は本当に口を利かず、今朝を迎えた。 仕事の出掛けにおっとはボソッと「昨日、言うつもりだったけど。明日、不動産屋とアポイントメントを取ったから、夕方、家を見に行くよ。だから、この書類、今日中に揃えといて。」 と警察、日本領事館に持っていった並の大量の書類のメモを渡された。 何これ?家は買いたいから、ずっと前から探してたけど、いきなり、しかも日本出発前、ってどういうこと?時間もお金もないじゃん?? そんなこと、何も聞いてないから今日は会社に出勤前に日本領事館に寄る許可はとったけど、そんな余計なことをする遅滞願いなんか、出してないぞ。 私だって働いているのだ、おっとの秘書だけやって暮らしているわけじゃない! というわけで、今日は朝から怒ってます。。。。 **************************** とにかく無事におっとの渡航ビザは取れました! 今朝、日本領事館の開館ちょっと前に行ったら、もう若い夫婦が並んでました。 今朝早く、日本に帰国しようと思ってミラノ中央駅に行ったらパスポートの入ったかばんを盗られたそうな。 そして、飛行機の出発時刻はあと2時間後。 「今すぐ、パスポートを再発行してください!」と懇願してました。 でも、チケットの日付は旅行代理店の手違いで、明日の日付、奥さんの苗字は旧姓のまま。 「間に合いませんよ~。」のんびりと日本領事館の職員。 「間に合わせてくれなきゃ、困るんです!」と若い夫婦。 私はビザの受け取りだけだったからすぐ終わったけど、この夫婦、果たして間に合うか?!イタリアだからなあ。。。 間に合ったことをお祈りします。。。 ********************* マジンガーの研究にいそしんでおられる、まさおちゃんさんから訂正がありました。 「光子力科学研究所」ではなく「光子力研究所」が正しいそうで、富士のふもとにそんなものは存在しないそうです。やっぱりね。 ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本回顧録~準備から滞在~2004年夏] カテゴリの最新記事
|
|