テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:日本回顧録~準備から滞在~2004年夏
ただいま!
昨日の朝、無事関空に到着しました。 ところで、今回の事件以来、おっとに対する信用はまったくゼロ。 なので先日、ああは言っときながらも、おっとを残して、ひとりで旅立ったことにちょっと後悔しております。 乗り換え地ウィーンの空港は大きいし、日本行きの便に乗る前にパスポートコントロールがある。 関空は空港内で電車に乗らなきゃいけないし、検疫、パスポートコントロール、税関と3つのチェックが待っている。 私の場合は簡単だったけど、これがおっとだったら? まず、チケットの見方はわかるだろうか? 空港内の英語でかかれた表示は読めるだろうか? 日本行きのパスポートコントロールを、イタリア在住エクアドル人が簡単に通れるだろうか? モンモンとしながら、ウイーンから日本への飛行機の中で入り口でもらった、新聞をひろげた。 まずはTV欄をチェック。 あーん、やっぱりほとんどの番組、知らないや。 そして、全ページを読みにかかった。 2面目:「難民申請を出していたどこかの国の外国人が、認められず、拘留中に入管の職員から殴る、蹴るの暴行を受け、それを訴える手紙を監獄から弁護士に出したところ、提出した入管の職員に破棄され、翌日強制送還になった。」 いきなりやーん。ハラハラ。そういえば、Yu。。kaさんのHPにタイムリーに通関の意地悪さを書いた日記もあったな。 ビザはあるけど、念のため、結婚証明を持たせたほうがよかっただろうか? しまった、家の電話番号だけじゃなく、母の携帯の番号も持たせたらよかった。。。 いろいろ悪い想定が頭をよぎる。目は冴え、頭がガンガンしてくる。苦しく、一睡も出来ないまま、日本に着いた。 空港を出ると、日記を読んで、迎えがいないことに同情してくれたマジンガー、もといデビルマン研究家のまさおちゃんさんが迎えに来てくださっていた。 さっそく彼のナイスなミ二クーパーで家まで送ってもらった。 思ったほど、暑くないし、おそれていた湿気もない。あ、朝早いからか。 しかし、彼、会うなり、いきなり「おかっぱかいっ?!」って。 きっついなー。そういえば、飛行機の中の日本人って、みんな茶髪でレイヤーのセミロングか、ショートだったな。やっぱり、日本でおかっぱって浮く? クルマの中でまさおちゃんさんの奥さんにつくってもらったおにぎりを食べながら、考え込む。 この睡眠不足に考え事をしたおかげでちょっと車酔いした。 そうそう、阪神高速、阪奈に乗ったんだけど、高速に入るときも出るときも料金かかるんだよね。それもすごい高いのに、設備、道路の維持状態はイタリアより悪い。 日本はなんでもイタリアにまさってる、という優越感がちょっと砕かれた。 もうすぐ実家、というところでまさおちゃんさんの携帯に別の友人から電話がかかる。 「今からあおうよ!」 ゲ。い、いまからですか?ちょっと気分悪いし、なにより眠いよ。 まさおちゃんさんいわく、「今、眠ったらずっと時差ぼけが続くよ、これは会ったほうがいい!」 そういったわけで実家に着くなり、玄関にスーツケースだけ置いて再び車へ。 さすがの母もこの予期せぬ技にあんぐり。 そして、友人と合流し、喫茶店でおしゃべりする。 うーん、眠さは峠を越した。でも、頭がフラフラするよお。 甘さひかえめな小さなケーキを食べ、澄んだ味のする紅茶をのんで(イタリアとの比較表現)、早々に家に帰り、シャワーをあびて気絶するように寝た。 夜。 目覚ましを合わせて起きたところで、さっそくおっとに電話する。 おっと「あのさあ、今日仕事が忙しくて、旅行代理店に行けなかったんだ。あした土曜日行くつもりだけど、開いてるよね?」 (ちなみに旅行代理店は土日休みと出てくる前にギャンギャンわめいて、玄関のドアの前にも大きく書いて貼っておきました。) ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ うぐっ!!!!! 心臓発作を起こしかけた。 しばらく凝結してしまった。 そうか、やっぱりか! このラテン男には、日本入国以前の問題だったか!! しばらくして おっと「うそだよーん、土曜はダメだったけど、日曜日に行くからねー。」と。 。。。。今の私にこの冗談はシャレにならんぞ! そばにいたら、思いっきりパンチの刑(怒)。 そういったわけで、おっとは、土曜日のキャンセル待ちはダメでしたが、日曜日のお高くない便はゲットすることができ、私と同じ航空会社になったので、帰りは一緒に帰れることになりました。 次の心配は、朝6時のマルペンサ空港チェックインにおっとが起きれるか?! はー、可哀想な妻の心配は、果てしなく続く。。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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