テーマ:海外生活(7771)
カテゴリ:日本回顧録~準備から滞在~2004年夏
今日はミラノは朝から雨です。地下鉄にも徐々に人が戻ってきつつあります。
というわけで、 最新ミッシェルちゃんといとこ兄の娘、カティちゃん(8歳)の野いちご摘みの写真をUP。 ******************* 広島を後にした私たちはすぐに新幹線で岡山へ。 インターネットで調べたところ、岡山から鈍行に乗って港に行き、そこから船でなんとか、という小島に行けると書いてあったからだ。 しかし、そこはイタリアナイズ?エクアドルナイズ?された私たち。 ざっと目だけ通して、「日本だし、交通便利だし、岡山にさえ行けばなんとかなるさ。」と朝もゆっくり出掛けた。 岡山に着いてすぐ、インフォメーションに行く。 わたしたちの旅はいつでもいきあたりばったりなので、インフォメーションは強い味方である。(みどりの窓口のことも広島のインフォメーションで教えてもらった。) とりあえず、名前だけは記憶していた(もう忘れちゃったけど)島の名前を言って行きかたを聞いた。 ここのお姉さん、「え~、岡山市外のことはあんまり。。。」と面倒くさそうに時刻表を繰り、「交通の便が悪いですよォ、ここから港駅まではここで乗り換えてああ行って、こう行って。。。船もいつどこから出るやら。。。」 そうなの、大変だな。 わたし「じゃあ、もっと交通の便のいい瀬戸内の海は?」 お姉さん「瀬戸内にきれいな海なんてねえ。。ないですよ。日本海まで行けば別ですけど。」 困ってしまった。とりあえずお礼を言ってインフォメーションを後にする。 日本海かぁ。。 ハッとひらめいた。そうだ!そういえば、このあいだaya825さん(http://plaza.rakuten.co.jp/yuuka614/)が日記で日本海のことを書いてたっけ?関西に詳しい彼女に聞こう! さっそく電話する。びっくりされてしまった。前触れなしの初電話。すみませんでした。 でも、aya825さん、とても親切に「そこからなら特急に乗って、佐津に行ったらいいですよ。」と、電車の乗り換え方まで丁寧に教えてくれた。 ホームに着くと、特急は出たばかりで次の特急は3時間後。 しかたなしに1両編成の鈍行に乗り込む。 たぶんディーゼル車で昔ながらの扇風機のみの車内はノスタルジック。姫路から佐津まで3回の乗換えを含む約5時間、折り重なる山々、たんぼ、田舎家とすばらしい景色が楽しめて、まるでタイムスリップしたかのよう。 ちっとも退屈しなかった。(その間、おっとは爆睡状態。) 降り立った佐津駅はなんと無人駅だった。aya825さんいわく「駅から海はすぐですから。」 え~、でもたんぼばっかりで海なんて見えないよ。 無人駅 佐津 無人駅だから、誰にも聞けない。 不安でいっぱいになりながら、たぶんこっちが海であろうという方角に向かってたんぼみちを歩くこと10分。 松林がみえ、海が広がった。 そのときの感動といったら!! ひなびた海の家(ここでも「はじめてガイジン記念割引き」をしてもらった。)で水着に着替え、さっそく海に飛び込む。 どこまでも透明な海、すぐそこを泳いでいく魚たち。 半端に生き埋められたおっと おっとはいろいろなことに感動していた。 「こんな浜、みたことないよ!」 うん、うん、砂でも砂利でもない、細かい小石の浜は、イタリアにはないタイプの浜だよね。 「どうして女の人はみんな、Tシャツを着て、帽子をかぶって泳いでるの?」 イタリアと違って美白が命だからだよ。 「みて!浜のどこでもただで座れるんだね!!」 そういえば、そうだ。 イタリアの海浜は99パーセント貸切でパラソルとロングチェアを借りないと、海辺にいることすら、許されないのだ。 たっぷり泳いだ後、海の家のタタミに寝転がりながらおっとはかき氷、ホットドックとメニューのほとんどを平らげ、満足して帰途に着いた。 佐津はひとも少ないし、穴場です!関西、中国地方にお住まいの方に是非おすすめ!! aya825さん、本当にいいところを教えてくれてありがとう! 大阪に向かう特急の乗換駅、城之崎ではちょっと時間があったので駅周辺を散策する。 情緒たっぷりの温泉町。 駅前の公衆温泉にも、あれだけ温泉を嫌がっていたおっともかなり興味をそそられていた。 駅のまん前には噴水のように、飲める温泉水が湧き出していた。 温泉水を飲むおっと おっといわく、「これがイタリアにあったら、絶対ジプシーの風呂になってるよね?」 確かにそのとおりだ。日本の清潔さと、公共のものをきれいに使う行儀の良さに感動したおっと(どこの公衆トイレもきれいだし)。 このあと、名物かに弁当を買う。 お店のひといわく、「うちでは注文があってから作らせてもらってるんですが、お時間あります?」 わたし「え。。あまりないんですけど、どれぐらいですか?」 お店のひとは、申し訳なさそうに「5分ほどかかってしまうんですけど。」 まーったくOK!! イタリアでテイクアウトのお店で注文した場合は、こんなセリフなしに30分以上、待たされることザラです! 改めて日本の迅速さに感動したわたし・・・・ さまざまな感動を抱えて旅の前半は終わった。 次は関東に向けて出発である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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