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先週の19日(土)、友達にタダ券があるからと誘われて、『The Winds of God ~零のかなたへ~ 』という芝居を新宿のスペース・ゼロで見てきました。(7列目の真ん中付近と見易い良席!)
この芝居のレビューを書くのは至極難しかったんで、思ったことを並べてみましたよ。 話の内容は、売れない若手漫才師、アニキとキンタが、交通事故にあい、気がつくと大平洋戦争終戦間近の日本へタイムスリップし・・・。 自分達の前世である特攻隊員の体に魂が入れ替わってしまうというもの。 舞台にあるのは机とイスのみという、すごくシンプルなセットでした。 元自衛官の俳優、今井雅之が18年前からやり始め、一旦2001年9月に終わらせたこの舞台ですが、直後に「9.11同時多発テロ」が起き、その時にワシントンポストに”カミカゼ・アタック”と書かれたことで、ひどく胸を傷めて再開したとのこと。 今だに神風特攻隊=テロって感じに見られちゃうんですね。 まぁ、でもしょうがないか、特攻攻撃って自爆な訳だから。 「天皇陛下万歳!」って死んでいったイメージしかないから、自爆テロから神風特攻隊を連想してしまうんですかねぇ。 綿密な元特攻隊員への取材から作られたというこの芝居見れば、特攻したのは、お国のためでも、天皇のためでもなく、実は家族を守るためだったと分かるのだけど。 冒頭の漫才シーンで2人が、「おまえら、時間どおりに来んかい!」と遅れて入ってきたカップルに ツッコミを入れるのだが、もしかしたら、この遅れてきた2人はシコミかもしれないなぁ。 いろいろ検索してたら、過去の公演でも必ずと言っていい程、同じシチュエーションあるらしいし。 まんまとやられたよ、客席にサクラ仕込むなんて。笑 勝手にサクラだと決めつけましたが、毎度必ず遅刻者が表れるという、単なる偶然かもしれません。 悪しからず。 しかし、漫才する場面、下手なお笑いタレントがやるネタより全然おもろかった! カーテンコールの時に今井雅之が、アメリカ人によく神風特攻隊の特攻攻撃はテロと同じと言われるが、 アメリカのした広島長崎への原爆投下こそテロだと思う、みたいなことを訴えていた。 (少し言い回しが違ってるかもしれません。うる憶えです。) まぁ、言いたいことはよくわかるし、間違ってもいないと思うが・・・。 戦争したら、どっちが良い悪いはないですよね。 喧嘩両成敗って言葉があるじゃないですか。w 所詮、どっちも悪いと思うのですよ。 戦争に良い戦争も悪い戦争も無いってこと。 今だに戦争することに善悪をつけようとするから、アメリカが何でも戦争で解決しようとする訳だなぁ、困ったもんですわ。 今井雅之が最後の方に言った印象的な言葉、「(今の状況は)もう戦後ではなく、戦前だ!」って。 確かに、ここ最近の社会情勢考えると・・・そうかもしれませんねぇ。 まぁ、とにかく戦争についていろいろと考えさせられる芝居でした。 同じ会場内で戦争展が催されてたけど、上演後にも見れるようにした方がイイと思うなぁ。 芝居見る前に、早めに来て戦争展見ようって人はあんまりいないでしょ。 (戦争展やってることを事前に知ってる人なんて、そんなにいないんじゃないだろか) ・『The Winds of God ~零のかなたへ~』関連 ・The Winds of God ~零のかなたへ~ オフィシャルサイト DVD 零のかなたへ~THE WINDS OF GOD~ プレミアム・エディション <送料無料> ↑昨年“ぐっさん”こと山口智充とV6の森田剛のWキャストで映像化されたテレビ朝日系スペシャル・ドラマのDVD。 The winds of God ↑この舞台を文庫化したもの。 ・「THE WINDS OF GOD KAMIKAZE」オリジナルサウンドトラック ■チケット予約は楽天チケットで! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.16 16:05:28
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