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テーマ:洋楽(3317)
カテゴリ:70年代洋楽
この新作は1972年の名作「Harvest」(写真)、92年の「Harvest Moon」に連なる作品だそうで、チマタでは「Harvest三部作」と言われ話題になっている。 今回紹介する「Heart Of Gold」はアルバム「Harvest」の収録曲で、72年に全米1位を記録している。 イントロの淡々としたアコースティックギターのカッティング、寂しげなハーモニカの音色は黄金の心を求めてさまよう男の背中を思わせる。 そしてニール・ヤングのメロウなボーカルとスティール・ギターの音色がなんとも胸に響く。 ジェイムス・テイラーとリンダ・ロンシュタットのコーラスも泣かせる。 「もともとシングルにするつもりではなかった」というこの曲は、結果的には多くの人の心の琴線に触れた。 だがそれもニール本人に言わせれば「何が売れるかって事と僕が何をやるかって事は全く別問題だ。それが同時に満たされたとしてもそれは単なる偶然に過ぎない」のだそうだ。 「ニール・ヤングは二度聴いただけです。~(中略)~彼のスタイル全てが、聴けばすぐに彼だと分かります。彼はいい曲を書きますね」------ジョン・レノン アーティストとしての自己の欲求、本能に忠実に生きる、という意味ではジョンとニール・ヤングは似ている(時々理解に苦しむようなマネをする所もそっくり)気がする。 この曲が大ヒットした当時ニールはこんな事も言っている。 「ニール・ヤングはいつかとてもハッピーな曲を書くだろう。でもそれはおそらくテレビ・コマーシャル用になるだろうね」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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