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テーマ:洋楽(3316)
カテゴリ:70年代洋楽
加えてZIGGY STARDUSTさんともお近づきになれたコトだし(笑)、今日はボウイのこの曲じゃ! ---「五年間しかない。残されたのはそれだけだ」と歌う「Five Years」から始まるこのアルバム「The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars」(タイトルながっ!!)は、よい子のみんなは必ず知っている超名盤だが、この「Starman」はそのアルバムからのシングルで、イギリスで大ヒットを記録。 救世主からのメッセージを伝える使命を持つジギーの事を歌ったこの曲は、艶やかな化粧ときらびやかな衣装に身を包み、宇宙人ジギーを演じたボウイのテーマソングでもあった。 オーソドックスなアコースティックサウンドを基調としたポップ・ナンバーで、その甘く切ないメロディとどこか寂しさを感じさせるボウイの歌声がなんとも胸に響く名曲。儚さを漂わすストリングスの音色も泣かせる。サビの後に出てくるギター(とストリングスのユニゾン)のリフレインがダメ押しのごとき盛り上がりを見せる展開も見事の一言で、アタマから終わりまで無駄な部分などカケラもないまさしく完璧な一曲だ。 演奏を支えるミック・ロンソンのバンドの貢献も忘れられない。 '64年のテビュー以来、スターを夢見て様々な試行錯誤を繰り返してきたボウイの思いが凝縮された一曲だが、そこに垣間見えるのは宇宙人を演じる事によってスターダムを得た彼の孤独である…とか言ってみる。 そして、皮肉にもこの時期のボウイは、ジギー・スターダストという仮面を演じる事に耐えがたい精神的苦痛を感じるようになっており、'73年7月3日のロンドンのハマースミス・オデオンでの公演中に突然「これが僕らの最後のショウ」という発言をし、ファンやスタッフ(何も聞かされていなかった)を仰天させた。 その直後に演奏された曲は、このアルバムの最後に収録されている「Rock'n'Roll Suicide(ロックン・ロールの自殺者)」だった。 ポム・スフレのホームページではデヴィッド・ボウイのアルバムについて取り上げています! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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