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ポムブログ~ポム・スフレの名曲大百科

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2007.06.05
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ムーディー・ブルースといったら音楽史的にはいわゆるプログレ・バンドの位置づけであり、例の名曲「サテンの夜」を収録した「Days Of Future Past」('67年)、「Every Good Boy Deserves Favour(童夢)」('71年)、「Long Distance Voyager」('81年)といった数々の名作を残しているのだが、その割にはプログレ・ファンからの評価は低いような気がする。

プログレと呼ぶにはポップで口当たりの良い音楽性や、クリムゾン、イエス、フロイド、ジェネシスなどのバンドに比べると強烈な個性に欠ける所がその原因なのかなあ。
ワシみたいなポップ人間なんかはむしろそんな所が好きだったりするのだが猫
さらに、かつてはジミー・ペイジ先生から褒められたりもした(※)という事実なんかを知ると余計にヒイキしたくなるんだがなあ熱帯魚

ポール・マッカートニーと長きに渡って活動(10年くらいか)したデニー・レインもかつて在籍したという事実は……ま、いいか。

'72年発表の「Seventh Sojourn」(写真)は読んで字の如くの七枚目の作品であり、前述の「Every Good Boy Deserves Favour(童夢)」と肩を並べる名作である。

それまでに比べて、各曲がさらにコンパクトな作りとなっているが、繊細なポップセンスを感じさせるメロディと聴きやすいサウンドで練り込まれた佳作揃いの内容。
個人的には最もよく聴いた一枚かも。

スケール感と哀愁を感じさせるオープニング・ナンバー「Lost In A Lost World」、心地良い小粒さとキャッチーさを持ったポップ・ソング「You And Me」、叙情的な「The Land Of Make Believe」、マイナー調のメロディを持つロック・ナンバー「I'm Just A Singer(In A Rock And Roll Band)」などどれもいいが、個人的なベスト・トラックは2曲目にあたるナンバー「New Horizons」である。

柔らかくゆったりとしたサウンド、美しさと優しさに満ちたメロディ、ジャスティン・ヘイワードのジェントルな歌声と見事なコーラス・ワークが胸に迫る名曲となっており、特にふくよかでどこか哀しいストリングスの音色にはいつ聴いても心打たれる。
自分の中でのオール・タイム・ベストな一曲であり、プログレという音楽に馴染みのない人にも訴えるものを持った名曲だと思う。

ムーディー・ブルースの日本での知名度や評価はことさら低いとの事だが、いわゆるプログレッシヴ・ロックの草分け的な存在であり、幾多のメンバー・チェンジを経ながら現在も活動する彼らにはこれからも頑張ってほしいものだ。

「New Horizons」を聴くにはここをクリック!。


※ジミー・ペイジは「本当にプログレッシブなバンドは、ピンク・フロイドとムーディー・ブルースだけだ」と語っていた。





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Last updated  2008.05.24 12:38:13
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