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テーマ:洋楽(3297)
カテゴリ:ビートルズ
モノマネ芸人なんかじゃなくて、れっきとしたジョン・レノン二世だぞ。 とはいえ、ヨーコさんとの息子、ショーンがアーティスト・デビューしてからはますます忘却の彼方に追いやられてるような気がするなあ……(泣 ジョンとその最初の妻であるシンシアとの間に生まれたジュリアンは、1984年、20歳にしてデビューを飾る。 ジョンの死からまだ四年しか経っていなかった上に、そのマスクが親父に激似だったため、当然話題にならない筈もなく、日本でもいきなり武道館でライヴをやったり、HONDAのCMなんかにも出ていた記憶がある。 ワシのおカンがそのCMを見るなり「うわっ、オヤジそっくりっ!」とか言ってたのを思い出すなあ そういえば、1986年頃の「MTV Midnight」ではジュリアンの「Stick Around」がやたらと流れていた記憶もある。この曲そんなにヒットしたワケでもないのに。セーラさんはひょっとしてジュリアン贔屓だったのか? この「Say You're Wrong」はデビューアルバム「Valotte」(写真)からの3rdシングルで、全米21位を記録。 プロデュースは、ビリー・ジョエルなどを手掛けた事で有名なフィル・ラモーンだ。 前述の車のCMに使われていたのもこの曲で、80'sな洋楽ファンだったら耳に覚えのある人も多いだろう。 ビートリーなメロディとシンプルな構成による明快なビート・ポップ・ナンバーで、親父譲りのポップ・センスが泣かせる。 パワーポップにも通じるストレートな演奏が気持ち良いが、コーラスもしっかりとビートルズしており、聴いていると思わず頬がゆるむ。 惜しむらくは、ややパンチの足りないヴォーカルか。 声質がオヤジ似なのはいいんだが、歌声がどこかヘナッており、メロディや演奏についていってない。 そういえばオヤジもソロ以降の作品では歌声がヘナっていたが、そんなトコまで真似しなくていいのに……と思うのはワシだけか? ともあれ、現在の耳で聴いても充分魅力的な一曲である事には違いない。 このアルバムからは他にもタイトル曲(全米9位)や「Too Late For Goodbye」(全米5位)などがヒットし、アルバム自体も最高17位を記録するヒットとなった。 だが、それ以降のジュリアンは、佳作を出し続けるも「親の七光り」と勝手に決め付ける世間の過小評価に甘んじ、徐々に忘れ去られていく。フビンだ…… これらの他にも「Saltwater」「Day After Day」「Help Yourself」などのビートリーな名曲がいっぱいあるのにぃ~ というワケで、ビートルズ好きな方は、この人のベスト盤を中古屋かなんかで見かけたら即ゲットする事をオススメします。たぶんウン百円程度です、ハイ。 まずは「Say You're Wrong」を聴いてみよう。 ここをクリック! ※ポム・スフレのメインHPはこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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