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カテゴリ:読書ろぐ
毎週火曜日は、午前と午後のお仕事の合間に、
ブックオフに寄るのが恒例になってます。 先週、ブックオフで買ってきた一冊がこれ 村上春樹 『アフターダーク』(講談社文庫、2006) 時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえる―。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。(楽天ブックスより) 単行本が出た2004年、けっこう話題になってましたが、 その頃はまだ、わたしの春樹ラブが再燃してなかったので、 これは読んだことなかった。 読後感は… 悪くはないのだけれど。 なんというか。 いくら村上春樹でも、ここまで放り出してるのはどうなのかな? 無理にオサメル必要はないのだけれど。 長さで言えば、『スプートニクの恋人』くらいだと思うんだけど、 それにしても拡散した印象がぬぐえない。 なんでだろ??? 珍しく、視点が「ぼく」でなかったせいか。 思いの他たくさんの人々が描かれて、それに等しく視線は注がれ、 だから、なんだか長い長い序章を読んだような気持ちになる。 これから、物語は始まるんでしょ、ってな感じ。 それが”新しい小説世界”なんだろーか。 なんとなく、スッキリしない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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