ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

１月は去ぬ，２月は逃げるとはよくいったもので，カープはスプリングキャンプを今日打ち上げ，明日からいよいよオープン戦が始まるのである。

昨年まではオープン戦初戦といえば都城とか宮崎が定番で，南国宮崎とはいえ肌寒かったり強風が吹いたりして，試合内容もお寒かったりさぞ選手のモチベイションも上がらないだろうなと思っていたのであるが，今年は福岡Yahoo!Japanドームでの2連戦である。アウェイとはいえ空調の効いたドームでの試合なのであるから，当日の気候がどうのこうのという心配はいらないのである。さっそく明日の初戦から，赤ヘル戦士ここにありという熱い戦いを期待したい。

なんでも相手のホークスの先発は和田，杉内の予定であるようだが，そんなことで位負けしているようで，何が「優勝を目指す」，WE GONNA WIN!と言ってられるものか。本気で優勝を目指すというなら，

敵の主戦投手を完膚無きまでに打ち砕き，

敵の主力打者をなで切るように封じ込め，

目の前のライバルチームを粉砕し，殲滅し，

その屍を越えて前進しなければいけないのだ。

とにかく近年の，いや「失われた10年」のカープの戦い振りを見てもどかしいことは，強敵何するものぞと言う気概が見られること少なく，そもそも最初から名前負けしてるんじゃないかというような試合内容を，そして結果を見せつけられること非常に多いことである。それではいけない。そんなチームが優勝になんて手が届くわけがない。残念ながら，前の練習試合2連戦はそういう内容と結果でしかなかったから，余計にもどかしいのである。

確かに，たかがオープン戦である。オープン戦でいくら勝ち星を残したからと言ってペナントレースに加算点があるわけではない。しかし，言うまでもなくカープは12年連続Ｂクラスのチームなのである。勝利を積み重ねるという結果を残していないのである。だから，カープにとってはたかがオープン戦，調整の途上だとは言っていられないはずだ。すなわち，

１つでも多く勝つ味を覚え込ませることが大事なんだ。

それが赤ヘル軍団に課せられた崇高な指命たる「球界革命戦争」の聖戦完遂のために最も必要なことであるはずだ。だから，明日から始まるオープン戦，内容はもちろん，結果も追求されてしかるべきである。負けたけれどもキャンプでの成果がよく出ましたなどという試合は，もうたくさんである。内容も良かった，そしてよく勝ったという試合を1つでも多く個のオープン戦で重ねていくことこそ，現状のカープにとって最も大事なことなのである。

明日のホークス戦，カープの先陣を切るのは篠田純平だという。前の練習試合では絶対に一発だけは食らってはいけないところで打たれてしまうと言う詰めの甘さを見せたが，明日こそはその反省を十分に活かしたピッチング内容を期待する。そして攻撃陣。今年は昨年までに比べて上がりが早いと今日のキャンプレポートで安仁屋宗八氏が言っておられたが，昨年までとは違うんだというところを存分に見せて，明日のオープン戦初戦から存分に打ち，そして名にし負う機動力の赤ヘル軍団のお家芸を，キャンプの成果として見せていただきたいと思う。昨年のオープン戦序盤のように，1試合に１点を取るのにも汲々とするようなゲームは，真っ平御免だ。

さあ，偉大なる聖戦のプロローグが始まる・・・

　　♪　ウサギや猫の引き立て役なんて真っ平ごめんさ　だから銃をとれ

　　　 　　俺の手はもう引き金にかかってるんだから　だから銃をとれ　銃をとれ　銃をとれ　銃をとれ！　（By PANTA）

さあ，戦いの時が来た。

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（後記）
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