ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

正直なところ，自分が昨日書いた文章を改めて読んで，本当に恥じ入る次第である。

確かにホークスのほうが開幕が１週間早い分，それだけ仕上がりが早いことはやむを得ないかもしれない。しかし，それにしても，

選手の仕上がりに差がありすぎる。

本当に，試合を見ていて情けなかった。完全にこれではホークスのシート打撃と実戦守備練習を見ているようなもんじゃないか。本当に，同じプロがやっているとは思えないくらいである。本当に，酷い試合を見せていただいた。

カープが野球になっていたのは，１回表，梵が四球で出て盗塁したところまでである。あとは，ほとんど一方的に押しまくられてしまった。なんせ，打球の質も，ピッチャーの球筋も，ことごとく違いすぎるのである。だいたい，本来であればむしろカープの方が，１２年連続Ｂクラスを打開すべく時代の赤ヘルを切り開くべき選手たちのほうが，今日のオープン戦初戦に万全の状態で仕上げて，Ａクラスの常連チーム相手に挑んでいかなければいけない立場なのである。それにしては，なんたるざまであることか。本当に情けない。

結局，あの練習試合で連敗した反省が，何も活かされていないのだ。負けたけれどもカープの目指す野球ができていたなどと言う甘っちょろい総括しかしなかったから，こんな結果になるんだ。案の定，みんな揃って同じ過ちをしでかしてしまったではないか。いや，バッターがほとんどホークスのピッチャーの球をろくに捉えられなかった分，あれよりもなお後退しているのだ。これだから敗戦に学ばないチームは駄目なのである。

とにかく，何もかにもがっかりすることばかりだ。一番がっかりしたのは篠田に対してだ。今日の先発については，少なくとも前回の練習試合の登板の後には通告されていたはずである。何も今日突然投げろと言われたわけではあるまい。それなのに，球は高いし，制球もばらばら。長打だけは許してはいけないところで簡単に一発を食らったところもまるで前回のリピートである。併殺打で救われたから3点で済んだだけなのであって，内容は全くない。いったい彼は自分の立場をなんとわきまえているんだというほかない。本当に失望した。あとはもう，誰も彼も本当に語るに落ちる。まあ，制球ばらばらで四球をきっかけに２点を失った川口だけは，まあこれも授業料のうちと言うことで善解しておくが。

この試合，それ以上に残念だった光景が終盤に出てしまった。８回表の打席で三振した松本が悔しがるでもなく何か薄笑いでもするような表情で淡々とベンチに戻り，その裏の守りでは併殺打になるはずの打球を梵がジャッグルし，松本は二塁送球がそれていずれも併殺打を取れなかった場面。

だからてめえらいつまでたってもＢクラスなんだよ。

あんな気持ちの入っていないようなプレイを見せて，何が「優勝を目指す」だ。ふざけるのもほどほどにしろと言いたい。とにかく，一事が万事，全く今日のカープはなっていなかった。残念至極である。

少しだけでもいいところは上げておこう。ヒューバーのホームラン。インサイドに切れ込んでくる球をしっかり叩いていた。パワーはもちろん，見た目以上に順応力がありそうだ。また，フィオレンティーノにヒットが出たのも，今後を考えると期待が持てる。惜しむらくはそれを１回の表に打ってくれればと言うところであるが。ピッチャーでは，青木高広のモデルチェンジが成功しそうな気配が見えたところだろうか。

とにかく，何度も繰り返すが，本当にがっかりした。この体たらくでは，明日の試合も全く期待が持てまい。あの攻撃陣の仕上がりの遅さからすれば，またホークス投手陣から凡打，いや三振の山を築くであろうことは，目に見えている。

確かに，たかがオープン戦である。しかし，１２年連続Ｂクラスのチームにたかがオープン戦などと言う資格はないのである。ましてや，オープン戦は，お客さんから木戸銭を取って催している立派なプロ野球の興行なのである。そのことを，ゆめゆめお忘れめされるなと，カープの選手に言ってやりたい。

♪　なーお前ら，優勝を目指すぅゆうもんは，そんなに甘いもんやおまへんのや。

　　もっと，真面目にやれーーーーっ!　（by OSAMU KITAYAMA）

情けない。本当に情けない。

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（後記）
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