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テーマ:少年&少女サッカー(885)
カテゴリ:素人コーチ日記
8月26日~28日 夏合宿。
キャンプが楽しいのと一緒。いつもと違った環境で仲間と一緒に寝て起きて。少しの緊張とみんなでお泊りのワクワクとでにやけた顔の子供たち。 他の子に比べて(食事や片付け、布団敷きなど)時間の掛かる(大抵は集中できなくて効率が悪い)子はコーチに急きたてられる。周りを見渡すと自分だけ取り残されているのに気がついて急ぐ。まあ他人や世の中のペースを少しずつ体験してみること。 自分でやる。当番の班が、全員の食事準備。班毎にみんなで食器を片付ける。 二日目の夜は、班毎に出し物を考えてみんなの前で発表。元気のいい班が優勝する。 6年から3年まで混ぜたチームで試合。6年の指示のもと、3年のチビたちも動く。実力は、大して変わらないが、上級生は自覚が出るみたいだ。 「下級生に負けるか!」と上級生が頑張ってみせる。 「上級生に負けるか!」と下級生がついていく。時にはタメで張り合う、3年が6年を追い越す。 「クリ、合宿で一番楽しかったことは?」 「スイカ割り。」 「おまえ、空振りしてたじゃん。」 「うん。でも面白かった。」 「スイカうまかったか?」 「うん。白くなるまで食べた。」 「あのなあ。育ちが疑われるだろ。」(オレもそうだったけど。) 「一番うまくいったこと何?」 「ドリブル。試合のときね、五年のウカが<おまえ、ドリブルすげえじゃん。>て言ったよ。」 「そっかぁ。」 「リフティングが出来るようになってきたし、マスタリングもうまくなってきたから、ドリブル早くなってきたな。」 「そう?」 「そうなの!」 「あとは、スピードだな。」 「クリ、早いよ。」 「クリ、おまえ飯食うの、遅せえなあ。」 「そう?」 「一番最後まで食ってたじゃん。飯食うの遅せえのは、走るのもボールに寄せるのも遅い。」 「そんなこと無いよ。」 「はよ、食え。」 「うまく出来なかったこと何?」 「ボレー。」 「何で?」 「ポ~ン、ポ~ンって来るボールのタイミングがムズカシかった。」 「夏休みにボレー練習しろって言っといただろ。」 「したよ。でもぜんぜんだめだった。」 「ボレーは、慣れだ。練習あるのみぞ!」 「へ~い。」 「一番きつかった練習は?」 「べーつに。」 「振り子は?」(左右に振られるボールを一人が何本も続けて打つシュート練習。野球の個人ノックみたいなものです。) 「面白かった。」 「じゃあ。来年は、もっときつくしなきゃだめだな。」 「いいよ。」 (こいつ。) 初日に熱が出て、二日目の朝、帰って行った6年生がひとり。迎えに来たお父さん、手伝いに来ていたお母さんと一緒に帰っていった。去年の合宿でも熱を出した子。クリなら、怒鳴られていただろうに。まあ、みんなと泊まれる楽しいイベントでクリが熱を出したりするわけないか。帰れといってもいやだと言うだろう。規制や強制よりサッカーが楽しいのだから、イヤだと感じる隙もない。 子供は気持ちでも熱をだす、腹痛を起こす。6年生にもなれば、集団行動にも耐えられる気持ちの強さが必要だと思うが、二日目の朝には熱も下がっていたのだが、片道2時間高速を走って迎えに来るのも愛情なのだろうか?6年生コーチによれば、気持ちの問題とのこと。わかっていたなら、親とコーチ、両方ともに問題ありと感じる。甘やかすことでいいことなんてない。その子をよーく見てやることが出来ればいろいろなことを子供たちは自分の力でクリアしていくはずだ。集団のなかで一人一人を見ていくと、普段の生活での親のしつけなど何となくわかる気がします。 合宿~我慢することを覚える場所。スポーツ集団の規律のなかで、自分のものではないペースを体験してみる機会。わがままなペースは無視され、色々なことが一日中、強制される。しかし、サッカーでも社会でももっと理不尽なことやファールも生ずる。審判という保護者の見ていないところでも。 強くなければ生きて行けない。・・・なんて言うほどのハードさでもなく、ワイワイ、ガヤガヤ楽しい合宿でした。心配していた台風も去り、また陽に焼けたコーチでした。(節々も痛い。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.08.31 00:05:46
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