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テーマ:少年&少女サッカー(885)
カテゴリ:素人コーチ日記
秋の大会シーズン、8人制一人審判の話題を良く聞きます。
皆さんがおっしゃる通り、一人審判の方が、精神的にも肉体的にもかなり疲れます。二人の副審が、どんなにサポート役を果たしてくれているのか良くわかります。 副審がいる場合、基本的に対角線上を動き、副審と対面するようにしますが、一人審判の場合は、できるだけ外から全体が見渡せるポジションを取り、ゴールに正対しない半身の体勢を取るほうが良いようです。(フル審判の時以上に。) ボールサイドに寄り過ぎると、大きく速いサイドチェンジやカウンターなどの次の展開についていけなくなる場合が多くなります。振り向いたらもう次の選手がオフサイドポジションでボールを持っている。(オンサイドポジションからの飛び出しかどうか判断できない)なんてことも出てきます。 私の場合は、タッチを割るボールやスローインサイドの判定より、1点に絡むであろうオフサイドや、子供たちに知ってほしいファールへの厳しさを優先に考えてポジションをとるようにしています。 難しいのは、ファールに対して、「はっきり見ていたぞ!」というポジションが取れるかどうかです。外よりの位置とファール現場に近くなければならないというポジションのバランスを取ることが難しい。まあ、体力と演技力でカバーするしかないですけど。 どんなに懸命にやってもミスジャッジは起こってしまうでしょうが、それも天の演出のひとつと割り切らなければ、審判をやる人はいなくなります。一人審判の判定にクレームをつけるコーチや親こそ少年サッカーの実情を知らない無知な人たちだと思うことにしています。(コンダクターのように自信を持ち、優位な気持ちになっていないとやってられませんから。)ベンチにいても審判のジャッジに関しては、潔くあきらめるしかない、交通事故か石につまずいた程度にしか考えないようにしています。 もともと一人審判は、お互いがフェアプレー精神(正直な自己ジャッジ)でゲームを行いましょうという大義名分のもとに行われるようになりました。(資金集めが目的であるかのような、融通の利かない審判講習会制度のために審判が不足しているからだという声も多いけど。)実際には、指導者も含めて双方とも熱くなってしまうし、自己申告等に慣れてもいないので、主審のジャッジで試合は進みます。一人審判をやると、審判は試合の演出家だという言葉が思い出されます。 ファールに対する毅然とした笛とタッチライン際でのおおらかなジャッジ。私の場合は、試合前に双方のコーチに一人審判であるため、外側から見る機会が多くなり、どちらのボールかの判断やオフサイドの判定が難しい場合もある旨を伝え、理解と協力をお願いすることにしています。(暗にジャッジに対して不平不満を言わないようにというメッセージを含ませているつもりですが。)また、ジャッジしにくい時には、笛を吹いた後、一瞬、考えたり、確認したりすることもあります。確認するにしても大切なのは、見えていなかったことを「しまった。」と後悔せず、「見えなかったから、確認するのだ。一人審判だぞ。」と堂々としていることです。少年サッカーのひとつのジャッジで子供たちのサッカー人生が狂うわけがない。子供たちに負けないぐらい向上心を持って取り組む姿勢こそ、自分にとっても、それを見ている子供たちにとっても大切ですよね。(だんだん、審判に愛の手を!みたいになってきました。) 私も日曜日には、帯同一人審判です。これから、私と同じように一人審判で走り回るお父さん方、子供たちのために頑張りましょう。暑くなりそうです。熱中症には気をつけて。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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