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カテゴリ:教授はつらいよ
今日は家内が所用で居ないものですから、一日、家に一人ぼっち。 掃除・洗濯・炊事なんでもござれのワタクシですから、せめてこんな時でもと思い、洗濯機も回しちゃった。 そして、夕飯の支度もいそいそと。今日はね、「ハリハリ鍋」的なものを作ってみました。で、つけダレを蕎麦ツユにし、一通り食べ終わったところでシメは日本蕎麦。柚子胡椒をピリリと利かせてなかなかのお味。 だ・け・ど・・・・。 なんだか寂しいな・・・。寂しくなってきたぞ。一日中ずっと一人で家に居て、しゃべる相手もないとなると、なんかねえ。昔は4年間もこんな生活をしていたのに、久々に独身状態に戻ると案外キツイなあ。 一人でおやつとか食っても、ちっとも旨くないね。ちっとも旨くない。 で、それもそうなんですけど、今日はまた悲しい話を聞いちゃいまして。 友人からお茶の水女子大教授で、フェミニズム批評家としても名高い竹村和子さんが亡くなったという報せを受けまして。享年57歳。 私は、竹村さんとそれほど親しい関係ではなかったのですが、それでも学会の編集委員会や役員会の場で時折ご一緒することがありましたからね。 ある時、役員会での私のとある提案に竹村さんが意見され、結局、竹村さんの修正案が通ったことがあったのですが、その後、懇親会の場で竹村さんはいの一番に私のところにすっとんで来られて、成り行きで私の提案を批判したような形になってしまったけれども、他意はないんですと、おっしゃられたことがありました。そこで私も「いや、私の発案は、もともと先生の代案と同じ方向性を持ったもので、いわば最初から先生と同意見なのであり、先生に反対された、などと少しも思っておりません」とお答えして、気持よく和むことが出来た。 竹村さんというのは、意見を言う時は決然と言いますけど、そういうアフターケアというか、心遣いのできる人でした。繊細な人でしたね。 友人から聞いた話によると、竹村さんは病気とも決然と戦われ、余命数日の状態を、余命2週間に延ばすことができるなら、そのための手術を受けることを厭わなかったとか。 仕事の面でも油が乗って、むしろこれからという時だったのに、残念なことでございます。ご本人もさぞ無念だったことでしょう。 まあね、そんなこともありまして、ますます寂しくなってまいりました。 おーい、家内殿。早く帰っておいで! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 16, 2011 09:46:50 PM
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