プロジェクト・ロバのパン~その4・旅情編~
さて、前作で無事ロバのパンをゲットし、プロジェクトに一つの終止符が打たれたわけですが… このネタ、こんなサイトにしてはなかなかのヒットは飛ばしましたが、これでは単にこの人の猿真似。なにがしかのオリジナリティーがほしいところ。 ロバのパンねたに追加できる、「ふぇあならでは」のオリジナリティーとは… …そういえば、京都のチョッコレートパンと高知のチョッコレートパン、ずいぶん趣が違ったっけ… …その翌朝、6時に起きて車に飛び乗るふぇあがいました。 近畿道に飛び乗り、西名阪を駆け抜け、名阪国道をひた走ります。 天理のΩカーブを抜け、針テラスを順調に通過した…まではよかったのですが… 途中、三重県に入るあたりで風花が舞ってきました。 季節は冬。まぁ、交通量の多い道路だからこのくらいなら積もらないだろうと高をくくっておりました。 しかし… さらに激しく吹雪が舞いまして… 道路は真っ白。除雪車まで出動しはじめる事態に。 思いっきりノーマルタイヤなんですけど…もはや写真とってる余裕もありませんでした。 次の瞬間、某歩くエルニーニョの呪いを確信しましたね。 幸い、亀山あたりで雪はすっかりやみ、青空が。 気を取り直して東名阪に入り、四日市へひた走ります。 程なくして目的地に到着。張り込みを開始します。 周辺をちょっと散歩していると、思わぬものを目にするのでした。 ナンバーのない販売車。 もしや…廃業??? ここまできて廃業では、ネタ以外の何ものでもありません。 まぁ、こういう「痛い系」のネタも、ある意味ふぇあらしいのかもしれませんが… しかし、隣の軽トラが浜松ナンバー、しかもナンバーが32ってのは何の暗示なのでしょうね。 もうしばらくたたずんでいると… 背後に真新しい販売車が。 一瞬、亡霊でも見たかのような気分になりましたが、どうやらこちらが新しい販売車のようです。 降りてきたおじさんに聞いたところ、ナンバーがない方はMT車で、脳梗塞の後遺症でMTの運転ができなくなったためAT車に変えたそうです。 どうやら老夫婦二人だけでやっているようですが、全て蒸しパンで11種類のラインナップを揃え、昔ながらの街頭販売スタイルで今日も四日市の街を売り歩いています。 四日市のロバのパンは、ロバのマスコットが本部や高知のものとだいぶ違っています。四日市のオリジナルでしょうか。 私「ん~…何があります?」 おじさん「チョコレート、あんパン、金時、芋パン、カレー、…全部いっとく?」 私「あ、んぢゃ全部ひとつづつ」 おじさん「一つはおまけにしとくよ。」 てなわけで、話のノリで全種類買っちゃいまして… これが四日市の全ラインナップです。京都のものよりも二回り大きく、分量に比例して?お値段もひとつ130円となります。 写真上、左から桜あんパン、レーズンパン、黒糖パン、カレーパン、芋パン。 写真下、左からクリームパン、ヨモギあんパン、金時豆パン、あんパン、ジャムパンです。 そして… これが四日市のチョッコレートパンです。とろりとしたチョッコレートクリームがたっぷりと入っています。高知のチョッコレートパンに近いスタイルです。 桃色をしているのは、識別のために色を付けているだけのようにも見えますが、ほのかに味があります。私にはその味の正体がわかりませんでした。まぁ美味しかったからおっけーってことで。 ここの黒糖パンには京都のものと違い餡が包まれていません。素朴なパンの味と黒糖の味を純粋に楽しめます。そういう意味ではレーズンパンも素のままです。華やかな味わいはありませんが、私は結構好きです。こういう素朴な味わい… 年配の方は懐かしさを感じるかも。そういう意味では芋パンや金時豆パンは芋や金時豆が更に素朴さを際だたせています。 さすがに11個を1日では食べられませんので残りのインプレはいずれということで。