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テーマ:競馬予想(62446)
カテゴリ:Nホラー
さて、まずはこれかな・・・
人気ブログランキングへ http://blog.with2.net/link.php?864961 ↑ブログランキング そして・・・ 本日の競馬の結果は・・・ 悲しい取りこぼし・・・ いつもどおり後輩の予想に丸乗り・・・ 我が優秀な後輩君 ↑http://blog.livedoor.jp/longshotm/ 対価出した後輩の予想ページ ↑http://doronuma2.blog83.fc2.com/ 中山メインのラインドリーム本命で・・・ 抜け出せそうだったのだが・・・ 残念なことにダイアナバローズに交わされ2着で外れ・・ どう考えても私の買い方を間違えた・・・ 3連複と馬単くらい抑えるべきだろうな・・・ 本命が2着に来ているのだから・・・ ↓悲しい結果・・・ さて・・・ 今日は・・・・ 競馬の結果に腐っていたが・・・ 昨日の延長線上の話になるネタ。 昨日どうにか募集し、稲川淳二の怪談ライブの同行者を得た私だが・・・ 気になることがあった。 それが・・・ 以前の私のホームページNアイランドを見てくださっていた方はご存知だと思うのだが・・・ 私がNEET時代に日の出町で競馬観戦の店を昼間やっていたときの常連の老人の件。 人が集まりそうも無かったので、もう仕事をしていないかの老人は時間があるだろうと電話をしたのだが・・・ 出ない・・・ 一人暮らしで70歳を越えている年齢も年齢なので・・・ 実は気になって、今日見に行ってきたのだ。 留守電に入れておいたのだが、今になっても折り返しはない。 ずっと不義理を働いている事もあり・・・ 競馬に外れて予算もないので気になり、様子を見に行くことにしたのだ。 老人の自宅はWINSの裏手にあり、ひっそりとした住宅街。 野毛山動物園の近くで、昔学習塾を営んでいた家。 私の自宅から20分、徒歩で歩いていくと、相変わらず人通りは少なく、閑散としていた。 目当ての家屋を見つけると、私は様子を見ながら近づいていった。 一人暮らしの老人の戸建て・・・ あまり手入れをされていないのは仕方が無いにしても・・・ 異様なまでに荒れていた。 何年前から掃除をしていないのだろう・・・ 腐葉土になりかけて木の葉がちらばっている・・・ まだ、夏が終わったばかりだというのに・・・ そして大分放置されているだろう新聞の束は風雨でぼろぼろになり、溶けているような感じで積まれている。 外に出された洗濯機は土埃を被っており、これも長期間使用されていないことが一目で分かった。 老人の学習塾の看板は赤く錆付いている・・・ 一見、廃屋にしか見えない。 私は、かつてそうしたように・・・ 木製の引き戸の横に後から備え付けられたインターホンを押す。 ピンポーンと間抜けた来客の合図が鳴り響くが・・・ 返事は無い。 ただ、また気になるのが・・・ ずいぶんとどぶ臭いのだ・・・ ・・・ 私は再び、インターホンを押した。 無反応なので、続けて二度三度・・・ が・・・ 返事は無い。 不在なのだろうか・・・ が・・・ 齢70歳の老人で血縁者ともあまり交流が無いと言っていた。 もしもということもある。 私は引き戸を引いてみた・・・ 「がらがらがら」と それはすんなりと開いた・・・ えっ・・・? 鍵をかけ忘れたのだろうか・・・ 無用心だな・・・ ただ、昔は秀才だったであろう老人も会うたびにしきりにボケたと言っていた。 私からすれば、まだまだ大丈夫な部類に入ると思うのだが・・・ 鍵をかけ忘れたのかもしれない。 開けると、どぶ臭さの臭気が強まった・・・ 掃除をしていないのか、奥の方のおそらく台所であろう場所からの匂ってくる。 そういえば・・・ 間借りをしている住人がいたよな・・・・ が・・・ 玄関には靴が一足だけ並べられていた・・・ 一足だけ、つま先をこちらに向けて置いてある・・・ 誰かいるんじゃないか? すいませ~ん、○○○さんっ!! 声をかけるが当然のように返事は無い。 ・・・ 見回すと、出していないパンパンにゴミが詰められたゴミ袋が玄関の脇に積み上げられていた・・・ そして、下駄箱の上には・・・ 違和感を感じるものが・・・ よく床屋などにあるマネキン・・・・ カツラとマネキンの頭部がセットで置かれている・・・ なんだってこんなものが・・・ 私は、再び声をかけてみたが、一向に返事は無い。 ・・・ 知り合いの家であるし、一度はお邪魔した事がある・・・ 私はかつて老人の塾が賑わっていた時に生徒用として用意されていたスリッパを下駄箱から取り出すと、そちらに履き替えた。 ○○○さん、いらっしゃらないんですか? 声をかけながら上がり込んだ。 確か・・・ 老人の部屋は1階で・・・ 奥の台所であろう場所の横で以前に老人が貰ってきた麻雀卓でテツマーをした記憶がある。 玄関から入ると2階へ続く階段が左側にあり、右側の廊下に老人の部屋があるはずだった。 私は、間借りしている住人に会うのは気まずいと思い・・・ 1階から声をかけながら老人の姿を探す事にした。 いや・・・ さすがに誰かいればこれだけ声をかければ返事くらいありそうなものだが・・・ 入り込むと・・・ 左手にガラス戸の扉があった・・・ 確か・・・ 老人の部屋はここではなかっただろうか・・・ ノックをし、声をかけてから私はガラス戸を引いた・・・ すると・・・ ・・・・ これは・・・・・ 一体何なのだ・・? 日常に非日常が突如として入り込むと・・・ 人は恐怖心が芽生える・・・ 老人の部屋は異様だった・・・ 何かの調べ物をしていたのか、古い新聞が床に散乱しており・・・ その上に・・・・・ 山のように盛られている・・・ 紙でできた人型・・・ 紙人形・・・ 神社などでよく見かける災厄を代わりに受けてくれるというあれだ・・・ ・・・ 何故、こんなものがこんなところに・・・・? 内職にしても・・・ こんな仕事があるのか・・・? 意味が分からない・・・ ただ・・・ 非常に気味が悪い・・・ 私は扉を閉めると・・・・ その反対側にあったドアを開けた・・・ どうやら風呂場らしい・・・ 人の気配は無いが・・・ 一応、すりガラスの扉を開けた・・・ 当然、誰もいないものの・・・ 風呂の温度が冷めないように置かれる風呂の蓋の上に・・・・ 奇妙なものが置かれていた・・・ まな板と包丁・・・ そして・・・ 鋸と鋏・・・・ ・・・ 違和感を感じる組み合わせ・・・ よくよく見ると洗い場には最近では見かけることができない黒いビニールのゴミ袋が散乱している・・・ ・・・・ この組み合わせ・・・ おかしいよな・・・ なんだって風呂場にこんなものが・・・ というより、風呂場でこれを使う目的は・・・・? どう考えても・・・ 尋常ではなく、想像するに猟奇事件となりうるようなことばかり想像できてしまう・・・ ・・・ 相変わらずどぶ臭さは風呂場でもすごい・・・ 私は風呂場の扉を閉めると・・・ その隣にあった扉を開いた・・・ っ!? その瞬間・・・ 目の前にぶら下がっているものに驚いた・・・ 古い住宅にある和式の水洗トイレなのだが・・・ 天井からぶら下がっている裸電球に・・・ 紐が括り付けられ・・・ そこから・・・ フランス人形のようなものがぶら下がっているのだ・・・ 首を吊っているかのように・・・ 背筋がぞくっときた・・・ 何なんだ? この悪意が渦巻いている家は・・・ 誰が何のために、こんなことを? おかしいだろ、絶対・・・ たった3箇所でみた物が、非常に気味悪さを感じさせる。 いや・・・ おかしいんだ。 変だよ、絶対に、通常そんなことをする必要性がないことばかりが行なわれている。 早く出た方がいい。 何なんだ、一体。 不可解な状況に、私は矢継ぎ早に自問した。 おかしい、おかしいよ・・・・ 気味が悪い・・ が・・・ 非日常マニアとしては・・・ 好奇心もある・・・ ロクなことがないから絶対にやめておいて方がいいと思いながらも・・・ 老人の安否が気になることと好奇心の2つに・・・・ 私は抗えなかった・・・ トイレの扉を閉め・・・ 台所と思われるところに向かうと・・・・ 果たしてそこは台所だった。 見ると・・・ 洗われていない食器が流しの中にところ狭しと突っ込まれていた。 匂いの元はそこらしい・・・ 目の前には簡単なテーブルと4脚の椅子が4つ置いてあり、その右後ろに冷蔵庫がある。 机の上には淹れたての珈琲をそのまま放置したように、湯飲みに入った黒い液体が目に付いた。 珈琲カップが無いから湯飲みで代用したんだろうな。 でも・・・ メリーセレスト号みたいだな・・・ 飲まない珈琲を何故淹れたんだろう・・・ 左手にはずいぶんと古そうな食器棚・・・ ここには何もなさそうだ。 私は少し落ち着きを取り戻し、背を向けると、前にお邪魔したテツマーをした部屋に入った。 開けると・・・ 以前に私の記憶にある部屋と・・・・ 何も変わらなかった・・・ ただ一点を除いて・・・ 全自動麻雀卓は置かれているのだが・・・ その上に・・・ 普通なら存在し得ない物が置かれていた。 ・・・・ あれ・・ どう見ても・・・・・ アレだよな・・・・ うわっと後ずさりをしそうになるような・・・・ 嫌悪感を感じる物が雀卓の中央にドンと置かれている・・ 上品そうな長方体の木箱・・・ おそらく材料は桐なんじゃないかな・・・ あれは・・・ テレビでは大きな事故などのあとによく見かける・・・ 桐の箱に入った・・・・ 骨壷なんじゃないのか? ・・・ ・・・・ なんでそんなものが・・・・ 気持ち悪い・・・ なんなんだ・・・ だが・・・・ 一応と思い、及び腰になりながら・・・ 桐の箱の蓋を開けた。 やはりだった・・・ 円柱とでも言うのだろうか・・・ 現物を見たことは私はあまりないが・・・・ 白い円柱の陶器が・・・・ そこにあった・・・・ 円柱の容積は半径×半径×3.14×高さだったけなと関係ないことを思いながら・・・・ 確認したいという欲求に抗う事ができず・・・・ 恐る恐る・・・ 蓋を開けてみた・・・・ すると・・・・ 中は空だった・・・ ほっとした自分に気づく。 だがだ・・・ この不条理の塊としか思えない物が配置されているのは何なのだ? 非常に気持ち悪い。 禍々しさだけがこの家を支配している・・・ 老人はどこに行ったのだろう? そしてこのオブジェ達の配置をしたのは一体誰なんだ? 常人がすることじゃない・・・ なにやらきな臭い悪意を感じるし・・・ おかしい・・・ この家は・・・ どうなっているんだ? 1階はひととおり見た・・・ 次は2階・・・ 確認すべきか否か・・・ 私は思案していた・・・ (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/09/13 01:08:03 AM
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