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プードルランド

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不良ブリーダーとショップから購入の悲劇!

~注意! 子犬の購入を決断される前に、こちらをお読みください。
「ペットショップで購入した30万円のチワワが一週間で死亡してしまった!」こんな悲劇を聞いたことがありますか? 子犬を購入しようとしているみなさん、決して他人事ではありません。まず、本当にあった実例をご覧ください。
【実例1】~ 毎日新聞記事より抜粋~
東京都渋谷区の会社員Aさんは二月、都内のペットショップで、ミニチュアダックスフントを二十万円で買った。「小さくて弱々しくて、かわいかった」生後四十一日のメスだ。「(繁殖元から)いま届いたばかり」と店員は説明した。
だが、連れ帰った夜、ぐったりしたままで水も飲まない。しばらく店で預かってもらい、四月に受け取りに行くと「心臓に穴があいていたので親元に返した」と店員。「代わりの犬で」といわれ、渋々応じたという。
しかし、その子犬も二日後、大量に吐き出した。獣医にみせたら、パルボウイルスに感染していたことがわかり、一週間で死んだ。
【実例2】~ 読売新聞記事より抜粋~
神奈川県の主婦B子さん(44)も、四月にペットショップで買った「アイリッシュセッター」が四日で発病。重体になり、約一か月後やむなく安楽死させた。獣医師は、ジステンパーと診断。
このような例は実は日本全国で起こっています。目立たないのは、子犬を購入した方が心因的にショックを受けてしまい、「思い出したくない」という気持ちになってしまい、表ざたにしないからです。
皆さんが、「子犬を購入するときのチェックポイント」と言われたら、ペットショップの環境、店員さんの態度、子犬の耳、鼻の様子、骨格などを思い浮かべるかもしれません。
実はそれよりももっともっと大切なことがあります。
それは「子犬を死なせない」ことです。
ざっくばらんに言ってしまうと、多少健康上や性格上問題がある子でも、一度でも家族になればそれはそれは可愛いものです。間違いなくあなたの生活を豊かなものにしてくれます。
動物医学は発達していて、整形外科なども広まりつつあり、たいていの病気への対処療法がで可能となり、犬の寿命は10年前の倍くらいまでになっています。
ネットの普及で犬種ごとのコミュニティが活性化しているためにしつけのノウハウも格段に手に入れやすくなりました。
しかし、誰も「死んでしまった子犬を生き返らす」ことは絶対にできません。
上記の例も、記事になってしまえばその様子はとても淡々としていますが、一ヶ月も闘病生活を共にした後、一度は縁があって家族となったかわいい子犬が苦しみながら死んでしまうことは、筆舌に尽くしがたい悲しみがあるはずです。さらに、決して安くはないお金も失ってしまうのです。
下の図は平成13年度のペット業界を調査したデータの抜粋です。
図
数量には猫も含まれます。。わかりやすくするため、数字は四捨五入でまとめて、1,000頭以下の外国への流通などは省いています。
ブリーダーさんから消費者へ直接受け渡しをする場合を除いて、あなたの街のショーケースのあるペットショップ屋さんで子犬を購入する場合、このような流れになります。
まず、ブリーダーさんは3つの方法でペットショップへ子犬を渡します。
方法1 直接ペットショップへ渡す 
方法2 せり市を通してペットショップへ渡す 
方法3 卸業者を通じてペットショップへ渡す
そうして、子犬はペットショップのショーケースの中で生活しながら、新しい家族が現れるのを待つわけですが、ここにとても悲しい事実があります。
ブリーダーさんからペットショップへ渡される合計数は年間約5万4千頭。それなのにペットショップから一般消費者に渡される合計数は年間4万2千頭です。
残りの1万2千頭はどこへ行ってしまったのでしょうか?
実例をもう一度見てください。2つの悲劇の原因の共通点がわかりますか?
それはジステンパー、パルボウイルスともに「感染症」であること、店舗型のペットショップから購入していることです。
実は残りの1万2千頭の多くは、実例のような「感染症」が多くの原因で尊い命がなくなっていると推測されます。大変悲しいことですが事実です。
そしてペットショップが子犬を仕入れたコストは、購入する消費者が補っています。あなたが30万円のチワワを店舗型のペットショップ購入したなら、その内の何割かはなくなった子犬の分も払わされているのが現状なのです。
そして、感染症のほとんどは一定の潜伏期間があり、環境の変化によるストレスで免疫が低下したときに発症します。
つまり、様々な流通経路を通り、長い間ショーケースの中にはいっている間に感染し、あなたのご自宅へ着いて一週間で発病、死亡してしまうことが多いのです。
家族となる子犬が健康であってほしい、その願いはみな同じです。それでみな、本やWebなどで知識を得て、目や鼻の状態、骨格などを気にしたりするわけですが、それよりも前に、生後90日以内の「子犬」を購入するのならば、絶対に考えなければならないことがあります。
みなさんが子犬を購入するときに、一番気をつけなければならないこと、それは感染症へかかっていないか、感染症にかかる恐れはないか、ということです。
どれだけ体格や性格を気にしても、「死んでしまったら」なんにもならないのですよ!
そしてその危険性は決して低いものではありません。
優良なブリーダー、ショップとは、この点をよくわかっており、きちんとした対応をしているところなのです。
ただし、その見極めには、「子犬とワクチンの関係」、「ペットの流通システム」、「ペットショップのショーケースの影響」の3点について、まず事前知識として知っておく必要があります。
ジステンパーやパルボウイルスなどの「感染症」は、狂犬病と同様にかかったらまず助かる見込みのないとても恐ろしい病気です。幼児期の子犬には本当に、最大限の注意を払わなければならない凶悪な外敵といえるでしょう。
これらのことはたいていの本、雑誌、Webでも語られることですが、あまり大きく扱われることはとても少ないです。
でも安心してください。実はこの恐ろしい「感染症」、ほとんどはワクチンが開発されており、予防することが可能なのです。
人間の子供がジフテリアや日本脳炎の予防接種をするのと同じように。。。。
それではなぜ、予防できるワクチンがあるのにもかかわらず、子犬の悲劇はなくならないのでしょうか?
原因は大きく分けて3つあります。
その原因のひとつ目は、「子犬へのワクチン接種は効かない場合がある」という非常に残念な事実です。




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