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テーマ:山登りは楽しい(12030)
カテゴリ:山の話
武甲山は悲しい山である。石灰岩採石のため北面が大きく削られ、まさに自然破壊を身をもって示している山だ。
春になると近くの羊山公園は芝桜が咲き誇り、多くの観光客を集める。そしてたいていの観光客は武甲山をバックにしたピンクの芝桜の風景を写真に収める。実際にそれは素敵な風景で、削られた岩肌の独特さもあいまって秩父の春の名所となっている。 この山に登ったのは一昨年の暮れである。車で登山口まで行き、武甲山→小持山→大持山を縦走した。 登山口から武甲山頂上までは、信仰登山の山ということもあり、登山道はしっかりと整備され、やや面白みに欠けた。1時間ちょっとで山頂に着いたが、山頂からの眺めは素晴らしい。秩父盆地が一望できる。 一方、武甲山から小持山→大持山への縦走路はなかなかハードであった。破壊されつくした武甲山北面と比べると、南面は驚くほど自然豊かだ。途中には岩場も何箇所かあり、結構スリリングな山歩きが楽しめた。 完全に山そのものが無くなってしまう前に、もう一度登ってみようと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月18日 00時45分13秒
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