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テーマ:山登りは楽しい(12072)
カテゴリ:山の話
Part1の続きである。
女岩での小休止のあと、いよいよここから本格的な登りになる。割と急な登りで、岩場もあるが、まあ普通に歩けば問題ないレベルだ。何とか踏ん張って進むと、予想よりだいぶ速いペースで尾根上のコルまでたどり着いた。 この山はもっと厳しい山かと思っていたので、少々拍子抜けである。ただ、これから凄い岩場が待ってるかもしれないと思い、気を引き締めなおす。 そしてしばらく進むと、お待ちかねの「深田久弥終焉の地」の碑である。 「日本百名山」は、山歩きを始めようと思ったときに初めて文庫本を買い、それ以来何度も読み直した本だ。そんなわけで深田久弥に対してはそこそこ思い入れがある。 茅ヶ岳に登る前の計画では、酒好きな久弥の鎮魂のために日本酒をこの碑にささげようとも思ってみたのだが、多分ザックの中にアルコールを入れて登ると、ここに着く前におそらく自分で飲んでしまうだろうと冷静に判断し、結局それは取りやめることにした。 という訳でここは合掌して通り過ぎることにする。 ここからは岩場が何箇所かあるが特に危険箇所も無く、15分くらいで頂上にたどり着く。意外とあっけなかった。眺望はというと、晴れてはいたが4月の霞み空のため、なかなか遠望が利かない。鳳凰山はよく見えるが、写真にするといまいち写りが悪い。 北東方面には金峰山や瑞牆山が見えるが、それもややぼんやりとしている。ただ金ヶ岳越しの八ヶ岳だけは妙にはっきりと見えた。 しばらく頂上でのんびりした後、さて金ヶ岳まで足を伸ばそうかどうしようかと思っていると、近くにいたハイカーの会話が耳に入ってきた。「金ヶ岳まで行っても景色は変わんないよ!」。ふ~ん、そうなのか。ということで、ここで下山することにする。 快調なペースで下山し、結局は休憩時間も含めて3時間の行程で済んだ。ハードかと思っていたこの山歩きを、なんの問題なく短時間で登り終えることができたので、なんとなくある程度の山までは登れる自信が付いたことは確かである。目標の金峰山が一歩近づいてきたように感じた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月18日 15時20分38秒
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