彼女の名前は、ストーリー。
出会った瞬間、何かが変わるー。
『レディ・イン・ザ・ウォーター』
2006年 アメリカ
脚本・製作・監督・・・M.ナイト・シャマラン
製作・・・サム・マーサー
音楽・・・ジェイムズ・ニュートン・ハワード
出演・・・ポール・ジアマッティー、ブライス・ダラス・ハワード、ジェフリー・ライト、ハリー・ファーバー、フレディー・ロドリゲス、M.ナイト・シャマラン、アナ・ラン 他
【STORY】
フィラデルフィア郊外のアパート。住み込みの管理人クリーブランド(ポール・ジアマッティー)は、日々雑用や修繕に明け暮れていた。
そんなある夜、中庭のプールに女性が潜んでいたのを発見したクリーブランドは、彼女を自室に連れ帰って休ませる。まだあどけなさの残る美しい彼女(ブライス・ダラス・ハワード)が一体どこからやってきたのか、何者なのか、“ストーリー”という名前以外は何もわからない。
その謎を解く鍵は、意外なところにあった。韓国人の女子大学生(シンディ・チャン)が曾祖母から聞いたと語る東洋の伝説に、彼女が奇妙なほど合致していたのだ。
そしてすべては、伝説通りに動き始める・・・。
~この作品は、シャマラン監督ということと・・・予告で流れる映像以外は~
ほとんど予備知識ナシの状態で鑑賞しました。
前回 『イルマーレ』 が「大人のお伽噺」だなぁという感想でした。
こちらは本物の「お伽噺」でした。
それというのも 後で知ったのですが~
『レディ・イン・ザ・ウォーター』はシャマラン監督が、二人の幼い娘を寝かしつけるために、即興で作ったお伽噺だったのです。
それを 知れば~なんと素敵なお話でしょう~~~
私が子供だったら・・・「次はどうなるの?」「誰が守護者なの?」「ストーリーって人間なの?」って どんどん好奇心がわいて~ワクワクした気持ちになることうけ合いです。
お話は知らなくても、評価が低いこと~も知ってましたし・・シャマラン監督お得意のアッと言わせるものはないって・・・それも知ってました。
でも 私は嫌いじゃなかったです。
好きでした~♪ 昔から妖精や、小人や、別の世界のお話が好きだったし・・・
大人になっても ワクワクさせてくれる作品には、なかなか出会わないし~ 勿論、『ハリー・ポッター』とかの魔法系も好きなんですが・・・
出演者も知ってる方がたくさん~
主演のポール・ジアマッティーは『サイドウエイ』で注目された方なんですね。
残念ながら観てないのですが~演技派なんですね・・・
『ヴィレッジ』の盲目役で注目された、ブライス・ダラス・ハワード=ストーリー(水の精)
こういう役が似合いますね~~~神秘的~
『ブロークン・フラワーズ』のおせっかいな隣人さん~ジェフリー・ライト=今回はクロスワードパズル好きのお父さん
『ポセイドン』ではウェイター、『夢駆ける馬 ドリーマー』の調教師さん~フレディ・ロドリゲス=右側だけ鍛えるボディビルダー
そして、ついに~シャマラン監督自ら~主要登場人物を・・・
びっくりしました!! 今まで~シャマランを探せ~ みたいだったのに・・・
今回は 最初から最後まで出てましたね~売れてない小説家の青年。かなり重要なキャラです~
ただ・・・「何か」を期待して 観てはいけませんし(笑)~
また 出てくる魔物が「ちゃっちい!」とケチをつけたくなる人にも、オススメしません~~~
マリー的星評価・・・★★★(これでもきっと他の方より 評価高い・・・?)
***おまけ***
記号論者(シンボリスト)・・・メッセージを読み解き、解決策を導き出す人
守護者(ガーディアン)・・・魔物を退治できる力を持つ人
職人(ギルド)・・・手を取り合って彼女の帰還を助ける複数の人たち
治癒者(ヒーラー)・・・彼女の怪我や病を治すことが出来る人
誰がどの役なのか 考えながら観ていくと、より面白いかも