その暗号を解いてはいけない。
その男を追ってはいけない。
追えばあなたも必ず嵌まる。
『ゾディアック』
監督・・・デビッド・フィンチャー
原作・・・ロバート・グレイスミス
出演・・・ジェイク・ギレンホール、ロバート・ダウニーJr、アンソニー・エドワーズ、ブライアン・コックス 、イライアス・コーティーズ、ドナル・ローグ、ダーモット・マローニー 他
【STORY】
1969年、ドライブ中のカップルが襲撃され、女性は死亡、男性も重症を負う事件が起こった。その1ヵ月後、新聞社に事件の犯人と思しき人物 ~~後に “ゾディアック” と名乗る男から、犯行を告白する手紙と暗号文が届けられる。
曰く、暗号文を新聞に載せないと大量殺人を決行するという。暗号は新聞に掲載され、新聞記者のエイブリー(ロバート・ダウニーJr)や風刺漫画家のグレイスミス(ジェイク・ギレンホール)は “ゾディアック” の謎解きに並々ならぬ関心を見せていくのだった・・・。
最近、ドキドキする映画が多く~ 私の寿命が縮んだんじゃないかって心配です(笑)
まぁ~昨日は「お口直し」?にジャックと会って来たので~♪大丈夫かな。。。
この映画は~カリフォルニアを震撼させた全米犯罪史上初の劇場型連続殺人事件を扱った作品です。
最初のうちは~殺人のシーンで、ドキっとするところはありますが~ 後は、事件を追う人々を中心に進んでゆくので 怖くはありません。
途中、心理的にちょっとドキドキするとこはありますが~ごく短いドキドキ感。
描かれているのは、主にゾディアックにとりつかれ破綻していく人々・・・
主人公、新聞社の風刺漫画家ロバートは、ジェイク・ギレンホール。
最近の彼はとてもいいですね。若い頃はイマイチだったけど(って今も十分若いですが)
どんどん、いい役者さんになってるように思います。
この映画でも ちょっと変わり者~真面目で不器用な役ですが~「ゾディアック」に魅入られてからは、何もかも捨て、のめりこんでゆく・・・なんだかちょっと危なっかしい感じもあり~ (彼の良さが出てて)凄くよかったです。
事件に関わる敏腕記者、ロバート・ダウニーJr.
彼もすご~~くよかったです。
潜在的カリスマ性のある方ですね。。。 飄々としてて、でも実は・・・という。
ちょっと気になる役者さんの一人になったかも~
事件の担当刑事、マーク・ラファロ・・・
ちょくちょくお見かけする方(個性的演技派俳優さん)ですね。
彼もまた目立たず、でも印象に残る演技をしてます。
フィンチャー監督は、スター俳優を起用したくないと
マーク・ラファロやロバートをキャスティングしたそうなのですが、
それで映画化に難航したとか・・・
彼は、ブラピの『セブン』や『ファイト・クラブ』の監督さん。スタイリッシュな映像は今回も随所に見られます。(何気ないシーンで・・・)
実際、演じる役の方が今でもご存命されてるワケですから~
役者さんにとっては~そのイメージを持ちつつ、自分で作り上げなくてはいけないんですね。
事件の数少ない生存者、湖のカップルの男性の方がカメオ出演してるそうです。裁判所のシーンだそう・・・(グレーのズボンにコート・刑事役)
私は知らなかったので~拝見できませんでした。今から観る方は確認してくださいね。
真実を知りたい~、謎を解き明かしたい~ 追えば追うほど迷宮に・・・
この映画の主人公であり、原作者でもあるロバート・グレイスミスは言ってます。
「この映画を観た誰かが、あるいは本を読んだ誰かが、暗号文を解読してゾディアックの
言葉を解明し、その名前と所在を我々に告げてくれることを、私は今でも期待している」
犯人に一番近いと思われていた容疑者は、数年前に死亡・・・
今なお この事件は終わっていない。というところが一番怖いかもしれません。
マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆
2時間37分という長い映画ですが、長さは全く感じませんでした。
◇ 観た方がいらしたら~教えて欲しい・・・ ◇
途中すご~~く怪しい人がいましたが(地下室のある家の映画技師の人)あれって、あのまま?