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カテゴリ:映画
誰も見たことのない世界は、 <過去> にあった。 『紀元前1万年』 監督・脚本・製作・・・ ローランド・エメリッヒ 脚本・製作総指揮・・・ ハラルド・クローサー ナレーター・・・ オマー・シャリフ 出演・・・スティーヴン・ストレイト、カミーラ・ベル、クリフ・カーティス 他 【STORY】 時は紀元前1万年。 人も動物も自然のままに生き、マンモスが大地を闊歩する時代。 サーベルタイガーや獰猛な肉食動物と果敢に闘い、広大な砂漠で青年デレー(スティーヴン・ストレイト)は旅を続けていた。 他民族の悪の帝王に奪われた最愛の恋人エバレット(カミーラ・ベル)を取り戻すため、まだ見ぬ文明の地を目指し・・・。 【解説】 『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督が、マンモスが地上を闊歩(かっぽ)していた時代の映像化に挑んだ。 最新技術でよみがえるピラミッドやマンモスの大群など圧巻のCG映像は見逃せない。 ナレーションは『アラビアのロレンス』の名優、オマー・シャリフ。 ずいぶん前から~“誰も見たことのない世界を、体感せよ!!”と、ドキドキするような予告編を見せられていたので・・ 楽しみに試写会で観て来ました。 マンモスや怪鳥たちの迫力は凄かったです! 氷河期が終わりに近づき、マンモス(劇中では「マナク」)が姿を消しつつあり、世界中で 大規模な生活と文化の変化が起こり始めていた時代。 ヤガル族の民、主人公のデレーは、さらわれたエバレットを救う為 旅に出る訳ですが~ そこで、自分とは違う言葉も通じない、見た目も全く違う民族がいるって初めて知って・・・ という設定~~~しかし・・・ 普通そんな人と出合ったら、カルチャーショックというか、私だったらびっくりして腰抜かしちゃうわ!と思うのだけど あまり驚かないんですよね。そんなとこにまずツッこんでました(笑) そして、でっかいでっかいタイガーが、全然人を食べないのも、「んなワケないでしょ~?」と又ツッコミ(笑) それでも、ピラミッド建設の現場は凄かったし~ とってもリアルなカンジで~実際の現場を見せてもらっているような気がしました・・・ 建設現場 お伝いするマンモス・・・ 「狩り」しか知らない民族もいれば~高度な技術で、船を作り川を下り、ピラミッド建設に必要な奴隷を集めて回る民族。机の上には計算しつくされた細かな設計図もあったりして 凄い!って目を見張りました。 この頃から、こんなに地域格差があったなんて~それにもオドロキ! ストーリーはちょっと甘いっていうか、えっ?こんな展開でいいの? 『アポカリプト』みたいに、もっともっと頑張らなくていいの~~~?ってガクッときちゃったカンジもあるのですが~ まぁ、ストーリーより映像を楽しむ映画なので それでもいいかってところです。 主演のデレー、スティーヴン・ストレイトは、旅を続けるうちに段々成長してゆく様子がよかったです。 あまり知らない方なので~若いのか、そうでもないのかよく分からない。と思っていたら 撮影時はなんと18歳だったとか・・・ でも、普通の髪型でスーツ姿のとこ見たら・・・デレーの方がいいやって思ってしまった。ごめんなさい~~~ ちなみに役名のデレー=D'Leh という名を逆に綴れば「Held」 これはエメリッヒ監督の母語ドイツ語で「英雄」を意味する言葉だそうです。 エバレット役はカミーラ・ベル。 彼女は美しい子ですね~♪ 象徴でもある、青い瞳はカラーコンタクト。それもブルーの部分と白い部分があって、ブルーのとこしか見えなくて何度も転んだそうです。 女優さんも大変だ~ 彼女自身が役作りで、エバレットを強い女性に描いたらしいです。毅然としてとてもよかったです! 孤独な心を癒してくれたデレーを信じて、強い気持ちで待ち続ける。。。素敵でした。 ティクティクのクリフ・カーティスは見ようによって時々ニコラスさん(ニコラス・ケイジ)に見えちゃったりして~ 彼(ニコちゃん)がこの役でも似合ったかもね~なんて、勝手に思ったり(笑) 出演作を見てたら、ジョニーの『ブロウ』があったり~『サンシャイン2057』とか『トレーニングディ』とか 結構お会いしてるんだけど、あまり記憶がない。。。この格好だから、分からないのかな? とにかく見どころは、マンモスたち。 これは素晴らしかったと思います。エメリッヒ監督のこだわりが感じられたかな? こちらに迫ってくるシーンなど、とっても迫力あって~逃げ出したくなってしまったし(笑) もっともっと見たかった! でもワンシーン作るだけでも、もの凄い時間がかかってしまうみたいで~これ以上は無理だったのかな? 個人的に一番怖かったのは、怪鳥?ティラノザウルスとティラノドン?あの空も飛べる恐竜・・・トリケラトプスだっけ? まぁ~そんなみたいなヤツ(爆) この集団は怖かった~!! 怖いといえば“大神”も怖かった~~~。一体何者?(笑) 何者といえば“巫母”は凄かった~~~。只者では、なかった!! 誰も知らない「過去」を色々想像するのって 楽しいですよね。 過去の人々はこんな生活してたんだ・・・とか、こういう生き物がいたんだとか 考えて~それが映像としてこの目で確認出来るってことが嬉しい~。たとえそれが違ってても。 マンモスの骨で出来た“巫母”の家 迫ってくるマンモス タイガー、でかっ! ◇ ネタバレ気味の疑問 ◇ 結局、“大神”が恐れていた“しるし”はデレーには、なかったのでしょうか? マリー的お気に入り度 ・・・ ★★★★★★★★☆☆ (マンモスが凄かったから・・・) マリー的涙度数 ・・・ ★★★☆☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月27日 13時38分19秒
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