pure breath★マリーの映画館

　　　

　　　　　恋には臆病。

　　　　　　でも幸せになりたいあなたの物語。




『幸せになるための２７のドレス』

監督・・・アン・フレッチャー
脚本・・・アライン・ブロッシュ・マッケンナ
出演・・・キャサリン・ハイグル、ジェームズ・マーズデン、マリン・アッカーマン、ジュディ・グリア、エドワード・バーンズ　他



　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【ＳＴＯＲＹ】

アウトドア・ブランドの社長秘書として働くジェーン(キャサリン・ハイグル)は、ブライド・メイド＝花嫁付添い人　に生き甲斐を感じ、毎日誰かの結婚式の準備に奔走していた。
いつか自分が主役になることを夢見る彼女のクローゼットの中には、花嫁付添い人として着た27着のドレスがぎっしりと詰まっている。

彼女が思いを寄せる相手は、上司のジョージ（エドワード・バーンズ）。しかし彼は彼女の気持ちには気づかない。
そんな彼女に、地元新聞で結婚式の取材記事を書いているケビン（ジェームズ・マースデン）が目をつける。結婚記事の仕事に飽き飽きしていたケビンは、ジェーンのブライド・メイド人生を記事にし、それを手柄に部署から抜け出そうとしたのだ。

ある日事件が・・・。ジョージがパーティで出会ったジェーンの実妹・テス（マリン・アッカーマン）と電撃結婚することに・・・。
そしてケビンは、取材を続けるうちにジェーンに惹かれるようになり・・・。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【解説】

『プラダを着た悪魔』の脚本家が恋に臆病な女性たちに贈るラブストーリー。
ブライド・メイドに生き甲斐を感じ、プライベートでは上司に万年片思いのジェーンが、自分を見つめ、成長していく姿を描く。
スクリーンに登場する数々の結婚式と27着のドレスにうっとり。結婚式の裏事情に迫る数々のエピソードも見どころ。
監督は『ステップ・アップ』のアン・フレッチャー。








公開初日、早速観てきました～。
結婚したのが遅くて～友人の結婚式ばかり出席していた私にとって、ちょっとイタイ映画かしら？と思いながらの鑑賞（笑）
でも、私は彼女のように恋に臆病じゃなかったなぁ。
自分に正直すぎただけだった・・・など、ちょっぴり感傷に浸り～過去に想いを馳せながら、観てました。



ずっと恋していたのに、打ち明けられなかった上司。
そんな彼が自分の妹にひとめぼれ・・・同情はするけれど、それは仕方ないこと。
言えなかったのは自分だし、
女性は誰だって好きな人には好かれようと彼の好みを調べたりしちゃうよね。

それなのに～後になって妹にしちゃった仕打ちは、決して気持ちのいいものじゃない。
彼女の友人ケイシーの方がずっと大人だわ。


言いたいことが言えなくて、我慢して我慢して、でも苦しくて逆ギレ。
その気持ちは痛いほど分かるの。実は自分もそうだったりする・・・汗。
けれど・・・彼女のやり方は、よくない。
もう少し“やり方”ってものがあるでしょう・・・？と言いたくなるのです。





キャサリン・ハイグルは、はっきり言って～あまり好きなタイプではありません。ごめんなさい・・・
髪型やドレスによって印象が全然違う方ですね～。
着飾っているよりも、シンプルな黒のドレス（船上で着ていた）とか、彼と２人で唄って踊ってハジケていた時の彼女が好き。








ジェームズ・マーズデン・・・
私がこの映画を観たかったのは、彼が出るから～でもあります♪

彼はずっと不幸でした。『きみに読む物語』では婚約者を奪われ、『スーパーマン　リターンズ』では、結婚したも同然、ロイス・レインの子供の父にもなろうとしていたのに、スーパーマンに奪われ、先日の『魔法にかけられて』でも、王子さまにも関わらず～結局一般ピープルに奪われ（笑）・・・
そうそう『Ｘ－ＭＥＮ』でだって、ウルヴァリンに彼女を取られちゃった。

そんな彼、今回は幸せになって欲しい～～～。
予告を観る限り、いいカンジ♪　そんな祈るような思いで観ちゃった（爆）
でも途中彼が過去を語った時は、一瞬「また！？」でした。これって脚本家のギャグ？とまで思ったわ。

彼の笑顔はいいわ～。２人が結ばれるシーンも好き。
朝、照れた２人がキュート！（こういうシュチュエーションに弱いの）
彼が心を少しづつ開いてゆくところもよかった。








妹テス役のマリン・アッカーマンは、キレイなんだけど～どこかで見たような顔。
怖いダイアン・クルーガー。怒ったキャメロン・ディアス。
そんな感じ・・・（笑）
それにしても～～～上司のジョージが、何故彼女に惹かれてしまったのか・・ちょっとよくワカラナイ。
まぁひとめぼれって理由なんてないかな？






エドワード・バーンズ演じるジョージは、典型的アメリカ～ンな雰囲気？
ジェーンにとっては理想の上司だったのでしょうね。でも私はあまり魅力を感じない。
本当のテスも見破られず、献身的なジェーンの気持ちにも気づかない男なんて・・・
う～～～ん・・・
この役はもう少し、魅力的な方にして欲しかった。こう思うのって私だけ？





お友達のケイシーはいいですね～。
ジュディ・グリア。透明感がある美しい方だわ。

ケイシーって、きっと年齢的にはジェーンと同世代なんでしょうが、しっかりと“自分”を持っているところがステキです。
こういう女性には、幸せになって欲しいなぁ～。






この物語は、恋に臆病な女性（ジェーン）と、こちらも結婚に失望し、恋に警戒心を抱いた男性（ケビン）
そんな２人が偶然出会い、自分でも気づかぬうちに相手に心を開いていた。
そういう“恋”のお話でした。








　　　　　　　　ちょっと濃いけど、笑顔がステキ♪




マリー的お気に入り度　・・・　★★★★★★★★＋半　（ジェームズ・マーズデンにちょっと★増えた　笑）
マリー的涙度数　・・・　★★★☆☆