SOSとOSO 訂正!!!
1アマゲットさんからSOSとOSOについての正しい知識を教えていただきました。ありがとうございます!遭難・緊急・非常通信についてのことを詳しく説明していただきました。過去記事にしておくにはもったいなく再登場!しらない!とは恐ろしいことです。Tomsoyaさんの考えの方が近かったですね!失礼しました!1月8日の記事 *********************1アマゲットだぜさん 教科書で電波法の52条というのを見てください.無線局というのは,免許をもらうときに,何をするための無線局か(目的),誰と交信するか(通信の相手方),どんな内容を送受するか(通信事項)が指定され,それをはずしてはいけないことになっていますが,それをはずしてもよい例外というのがあって,遭難通信,緊急通信,安全通信,非常通信,放送の受信,その他省令で定める通信,と6種類あるのです.SOSは遭難通信のときに使います.OSOは非常通信のときに使います.これがSOSとOSOの違い.ちなみに緊急はXXX,安全はTTT.いずれもモールスで使う略符号です.遭難通信というのは船や飛行機で,もう沈む~,もう落ちる~,というときの通信で,いろいろな特例が認められています.緊急通信は遭難通信の前段階,このままいくと~,のレベル.安全通信は危険を予防するための通信.この3つは飛行機や船舶の無線局が行なうもので,アマチュア局はやりません.アマチュア局が自分の判断でできるのが非常通信,ということになります.また,遭難,緊急,安全の各通信は,国際条約で決まっている重要通信です(つまりこれらの通信を聞いたら無線局は国を越えてなすべきことをなさなければならない)が,非常通信は日本国内だけの決まりごとです.補足.非常通信はアマチュア局だけ,ということはありませんので.非常に広い範囲の非常事態について使える通信だということです.重要なのは,電話回線が寸断されているとか,無線を使う以外に通信手段が確保できないときに限って許される,ということです.条文を書いておきますね.無線局は,免許状に記載された目的または通信の相手方もしくは通信事項(...[略]...)の範囲を越えて運用してはならない.ただし,次に掲げる通信については,この限りでない. 一 遭難通信(...[略]...) 二 緊急通信(...[略]...) 三 安全通信(...[略]...) 四 非常通信(地震,台風,洪水,津波,雪害,火災,暴動その 他非常の事態が発生し,または発生するおそれがある場合に おいて,有線通信を利用することが著しく困難であるときに 人命の救助,災害の救援,交通通信の確保または秩序の維持 のために行われる無線通信をいう.以下同じ.) 五 放送の受信 六 その他総務省令で定める通信(法52条)(2006年07月08日 17時27分35秒)